経済

2025年10月21日 18:40

25年産新米の相対取引価格 初の3万円超 概算金上昇が主な理由

25年産新米の相対取引価格 初の3万円超 概算金上昇が主な理由
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 JAなどの集荷業者と卸売業者の間で取引される2025年産の新米の価格=相対取引価格が初めて3万円の大台を超え過去最高となりました。

 農林水産省が発表した9月のコメの相対取引価格は全銘柄の平均で玄米60キロあたり去年より1万4195円(63%)高い3万6895円でした。

 これまでで最も高かった今年5月の2万7649円を大きく上回り過去最高です。

 JAが生産者に前払いする概算金が去年より3割から7割ほど上昇していることが主な要因だとしています。

 最も高かったのは全国有数のブランド米として知られる新潟県魚沼産のコシヒカリで4万2257円(前年比+63%)でした。

 取引されたコメの量は全銘柄合計16万トンで、9月としてはこの5年間で去年に次いで2番目の多さです。

 9月は新米が流通し始めたばかりで来月以降に収穫量が確定するため、農水省は今後の価格動向については「注意深く見ていきたい」としています。

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