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2026年2月27日 19:17

渇水なのに野菜がお得! 意外な理由“2つのきっかけ”

渇水なのに野菜がお得! 意外な理由“2つのきっかけ”
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 全国的な渇水が続くなかで今、野菜がお買い得になっています。レタス2玉で84円のスーパーも。一体なぜなのでしょうか。この先も良い予報が出ています。

■渇水なのに野菜がお得!

 買い物かごに収まらないハクサイ。大量買いで自転車に積むのも一苦労。ファスナーを閉めるのはやっとです。

青果店の客(60代)
「5000円以内で収まっている。3000いくらだったと思う。今度、料理教室をやるので、その食材を買いに来ている。なので安く済んで助かっている」

 客から上がる喜びの声。

 東京・杉並区の青果店には茨城県など関東産を中心に様々な野菜が並びますが…。

 ハクサイが1玉税抜き110円、ホウレンソウは2袋で税抜き100円、レタスも2玉1パックで税抜き78円。

青果店の客(40代)
「値段は大体、安い」

青果店の客(40代)
「子どもたちに野菜たくさん食べさせたいのでありがたい」

文山青果 文山成晃代表
「ここにきてようやく安くなってきた」

 特に安くなっているというのが葉物野菜。

文山青果 文山成晃代表
「今が旬の春キャベツ。大きいサイズで138円(税込み149円)」

 店によりますと、安く仕入れられるようになったのはここ1週間ほどのことだといいます。

 確かに農林水産省が公表している最新の卸売価格を見てみてもハクサイが1キロあたり50円台になるなど、ここ10日間ほどで多くの葉物野菜が安くなっています。

 ただ、喜びとは裏腹に買い物客の頭に浮かぶのは、こんな疑問。

青果店の客(60代)
「水が少ないと採るのも難しいのかなと」

青果店の客(70代)
「雨が降らないと困りますね。育たない」

 全国で深刻な問題となっている雨不足による渇水。野菜にとっては致命的とも思えますが…。

文山青果 文山成晃代表
「色んな野菜が豊作に…。今週、来週、豊作が続くと…」

■意外な理由“2つのきっかけ”

 なぜ、渇水でも野菜が採れて価格が下がっているのでしょうか。

 農家に直接聞きに行ってみました。

 茨城県古河市の鈴木農園。27日朝に行われていたのはハクサイの収穫です。

鈴木農園 鈴木弘晃さん
「ものすごく良い出来になっている。甘くておいしくて栄養満点」

 こちらでも今月に入ってハクサイなどの生育が一気に進んだそうですが、それまでは…。

鈴木農園 鈴木弘晃さん
「渇水の影響で、ちょっとハクサイは小玉になっているけど…」

 渇水の影響はあったといいます。ただ“2つのきっかけ”があり、ピンチを脱したというのです。その一つが…。

鈴木農園 鈴木弘晃さん
「少し前に降った雪の影響で、水分が多い状況」

 今月に入り、太平洋側でも何度か降っている“雪”。特に衆院選の投票日だった8日は東京でも5センチの雪が積もりました。

 当然、鈴木農園でも…。

鈴木農園 鈴木弘晃さん
「こっち(鈴木農園)でも、3、4センチくらい積もったかな」

 この雪に加え、さらにもう一つのきっかけが。それは…。

鈴木農園 鈴木弘晃さん
「20℃を超える日も。あれの影響もあって…」

 23日には都心でも20℃を超えるなど、暖かい日が多くなってきた日本列島。実際、気温は2月に入り平年より高い傾向が続いています。

 “雪”と“気温の上昇”。鈴木さんによると、畑に積もった雪がその後、溶けて土の中に水が蓄えられたといいます。さらに気温も上がったことで、水分と暖かさを得た野菜がぐんぐん育ったということです。

鈴木農園 鈴木弘晃さん
「ハクサイだと(これまでの)寒さを受けて栄養や甘みも乗っているので、とてもおいしいハクサイに」

 では、気になる今後は…。

 天気で見ると、気温は3月にかけて平年より高い傾向が続く予想。雨も直近では来週再び全国的にまとまったものが降る見込みとなっていますが…。

鈴木農園 鈴木弘晃さん
「生育的には、これからの野菜全般に関して良いのでは」

 特に、鈴木さんがこの先おすすめしたいというのが…。

鈴木農園 鈴木弘晃さん
「3月に入ってくるとサニーレタスの収穫が始まる。春のサニーレタスはやわらかくて、サラダにしてもとてもおいしいのでおすすめです」

 一方で、ネギなどすでに雨不足の影響を大きく受けている野菜については、しばらく平年より高い価格で推移するのではないかということです。

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