物価高&関税&円高“三重苦” アルミ加工会社「今後心配」 生き残りへ新たな一手
グッド!モーニング
[2025/05/01 11:13]
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トランプ関税の影響もあり、円相場は乱高下し安定しません。先週のように急速な円高が進むと、日本の製造業はトランプ関税に加え円高、物価高の「三重苦」に直面することになります。
■アルミ加工会社「今後心配」
海外へ向かう人に話を聞くと、喜びの声が聞こえてきました。
カナダへ向かう40代
「円高になると、円をカナダに持っていった時にお得に買い物ができるので、すごく助かります」
「円高になると、円をカナダに持っていった時にお得に買い物ができるので、すごく助かります」
ハワイへ向かう20代
「この2カ月で(ドル相場が)落ちたじゃないですか。それでやった!ちょっとお土産の数が増えそうかな」
「この2カ月で(ドル相場が)落ちたじゃないですか。それでやった!ちょっとお土産の数が増えそうかな」
トランプ大統領の誕生から100日。この3カ月で為替相場は10円ほど円高が進みました。
旅行者が円高の恩恵を受ける一方、悲鳴も上がっています。
番組が訪ねたのは、金属部品を加工する会社です。製造する部品の半数以上で使用しているアルミニウム。トランプ大統領は25%の関税をかけると宣言しています。そこに円高が追い打ちをかけています。
栗原精機 栗原稔会長
「私どもが作った部品がいろいろな装置製品に使われていて、それが海外輸出に回る比率が高いので、特にアメリカ向けに生産している製品については、今後どうなっていくのか気になりますね」
「私どもが作った部品がいろいろな装置製品に使われていて、それが海外輸出に回る比率が高いので、特にアメリカ向けに生産している製品については、今後どうなっていくのか気になりますね」
さらに心配なのが、アルミ自体の値上がりです。
栗原会長
「本当に毎日毎日(影響が)気になってしょうがない。ただ、実際に材料費がきょうから値上げというお知らせはまだ来ていないので。それが来る日はいつなのか、ちょっとヒヤヒヤしています」
「本当に毎日毎日(影響が)気になってしょうがない。ただ、実際に材料費がきょうから値上げというお知らせはまだ来ていないので。それが来る日はいつなのか、ちょっとヒヤヒヤしています」
栗原精機によると、アルミ価格は4年前に1キロあたり700円前後だったのが、現在では1100円ほどと1.5倍に急騰しました。
栗原会長
「体感でいうと、何十%という感じで上がっているが、材料を購入する際にいきなり材料の問屋さんから通知が来て、1キロあたり何十円上がるのを受け入れざるを得なくなっています」
「体感でいうと、何十%という感じで上がっているが、材料を購入する際にいきなり材料の問屋さんから通知が来て、1キロあたり何十円上がるのを受け入れざるを得なくなっています」
事業環境は厳しさを増す一方ですが、納品先のメーカーから値下げ要請を受ける可能性もあるといいます。
栗原会長
「原価をとにかく抑える方向なのはどのメーカーでも一緒だと思うが、仕入れ価格そのものも何%下げるみたいな話には困ってしまいます」
「原価をとにかく抑える方向なのはどのメーカーでも一緒だと思うが、仕入れ価格そのものも何%下げるみたいな話には困ってしまいます」
■生き残りへ新たな一手
そんななか、この会社では、新たな一手を打ちました。
自社ブランドとしてアウトドア製品の製造に参入。認知度を高め、価格交渉力を上げようとしています。
栗原会長
「景気に左右されるのを甘んじて受け入れているだけでは、本当に生き残っていけない。自社ブランドの製品も大いに頑張っていこうという考えです」
「景気に左右されるのを甘んじて受け入れているだけでは、本当に生き残っていけない。自社ブランドの製品も大いに頑張っていこうという考えです」
トランプ政権による混乱のなか、活路を見いだそうとする製造業の現場。今後のトランプ大統領の動向を、固唾をのんで見守っています。
(「グッド!モーニング」2025年5月1日放送分より)








