ご存じカギのトラブルを解決する“カギ開け仕事人”。今回、思いがけない事態が。無事一件落着と思いきや…一体、何が起きたのでしょうか!?
「後悔」次々…何が?女性が絶叫
24時間365日あらゆるカギのトラブルに駆け付ける「カギ開け仕事人」。午後9時、仕事人が向かったのは東京・大田区の住宅街です。
依頼人は20代の会社員女性。部屋に入れないのだといいます。
「カギはもしかしたら落としているかもしれない?」
「落としているかもしれないんですけど。もう一つ小さいバッグを持って会社に行って、そのままロッカーに置いてきたんですよ」
職場のロッカーにカギを忘れてきた可能性が高そうです。
「(Q.今(会社に)行っても入れない?)ですね…無理です」
聞けば、この時間、会社には警備上入れないそう。
仕事人が目を付けたのが、のぞき穴。ここから特殊な工具を差し込み、開錠を試みます。
作業開始からわずか2分…。
「お待たせしました」
「ありがとうございます」
これにて、一件落着!
「(Q.お母さんはカギを持っている?)そうですね…。あっ!しまった!くそ!しまった!あーしまった!」
突然「しまった」とうなだれる女性。一体なにが。
声を上げ悔しがる女性にまわりもかける言葉がありません…。
スペアキーを持った兄の家は電車でわずか10分の距離です。
さらに、この部屋のカギは防犯性が高く、作業料は4万4000円に。気付いていれば、往復数百円の電車代だけで済んだはずなのに…。後悔しても後の祭りです。
「笑えないピンチ」“涙”のワケは?
別の日の午後9時、仕事人が向かったアパートで男性が待っていました。
依頼人は、この部屋に越してきたばかりという20代のフリーターの男性。一体何があったのでしょうか?
「財布に一緒に(カギを)入れていて財布ごとなくしちゃった」
「実家の方からの荷物とかで行ったり来たりになるんですけど。その最中にカギをなくしてしまった」
この日は朝から引っ越しを開始。引っ越し代金を浮かすため、都内の実家から電車で何度も往復し、荷物を運ぶ途中で財布がないことに気付いたそう。
「(Q.現金は?)入っていました」
「(Q.いくらくらい?)1万…2万円弱くらい。結構ピンチですね!全然笑えない感じです」
話すうちに、感情が高ぶってか、目に涙も…。
財布をなくしてしまった男性の、この時点での全財産はおよそ4万円です。
「これカギ穴2カ所中、上しか閉めてないですか?」
「上しか閉めてないです」
幸いなことに、カギをかけているのは1カ所のみ。予算内でカギの開錠と交換ができそうです。
早速、のぞき穴に特殊な工具を差し込み作業を開始します。
と、ここで仕事人、ある異変を感じます。
「あれ、下かかってる?」
「かかってます?ごめんなさい!」
上のカギだけと思いきや…下のカギも、しっかり閉まっていました。その分追加の作業料金が。疲労とさらなる出費で、ショックを隠せない男性…。
「(大丈夫ですか?)全然大丈夫じゃ…きついっすね」
思わず、両手で目を押さえてしまいます。あまりの落ち込みぶりに、仕事人は。
「じゃあ下(のカギ)は見なかったことにして開けますね。下(のカギ)は今から無料で開けます」
「あ〜すみません」
「ありがとうございます!ありがとうございます!」
「(Q.開いてよかったですね)よかったです!本当によかったです!」
男性大感激。カギも交換し作業は完了。ようやく新居に入ることができました。
「カギはカギで持とうと思います。財布に入れずに」
「(Q.そうしたら一緒になくなることは…)一緒になくなることはないので」
「いたずら?」突然“開かずの扉”に
続いてのSOSは百選錬磨のカギ開け仕事人をも悩ませるものでした。
現場のアパートで待っていたのはこの部屋に住む20代の女性と、70代の男性です。
「8時半とかに帰ってきたら急に(カギが)回らなくなって」
「うちに来たの!」
「大家さんのところに駆け込みました」
朝、家を出る時には異常はなかったのに、帰って来たらカギは刺さるものの、回らなくなっていました。そこで大家さんに相談したといいます。
「今までカギが固いと思ったことなかったですね」
仕事人も試してみますが…全くカギは回りません。なぜ半日で開かずの扉になってしまったのでしょうか?
「ある日を境に急に(カギが)回らなくなることって基本的にはいたずらのことが多い」
「えっ?」
「いたずら」
「誰かが何かを入れたってことですか?」
「いや、可能性があるのであって、今の時点で断言はできない」
いたずらかもしれないと聞き、動揺を隠せない女性。さっそく作業を開始します。
のぞき穴からの開錠は仕事人の18番!しかし、どうもうまくいかない様子…。
作業開始から10分。すると仕事人今までにない行動に。なぜかドアの上部の隙間にドライバーを差し込みます。この状態でカギを回すとカギが開きました。
「お待たせしました」
「ありがとうございます」
「ちょっと開けて見てもいいですか?」
「これ(開かなかった理由が)カギ穴じゃない気がするんですよ」
カギ穴じゃない?では原因は何なのか。すると依頼人の女性が…。
「建て付け?」
「なんかそんな気が…」
仕事人が調べてみると、そもそもドア自体が傾いていて、ドアの建て付けの問題でカギが開かなくなっていたことが分かりました。
ドアのスキマにドライバーを差していたのは、ドアの傾きをただすためだったんです。
仕事人はカギが回るよう応急処置をして作業は完了しました。
「建て付けを大きく揺るがすのが地震。ギリギリだった物件はこうなったりする」
「どっちにしろ、この建具があれだから建具屋さんに見てもらわないと。カギじゃないんだからね…」
女性もカギが開かなかった理由が分かり一安心です。
「安心しました!寝られる!」
「いたずらが一番怖かったんでよかったです」
お宝は?「開かずの金庫」の謎
この日、海が見える港町から入ったのは「金庫を開けてほしい」という依頼。依頼人は60代の女性です。
「これなんですけど、全然ダメなんです」
それは一般家庭には珍しい大型のダイヤル式金庫です。
「(ダイヤルの周りに)テープを貼った跡があるので固定しっぱなしで使っていて剥がれて(ダイヤルが)回っちゃった」
「おばあちゃんが取っちゃったらしくて」
ここは女性の夫の実家。開かずの金庫は、5年前他界した義理の父親のものだと言います。元々、潜水士だったという義理の父はかなり几帳面な性格。それが幸いして…。
「(Q.メモが見つかった?)そうです」
残された金庫のダイヤル番号と思しきメモ。しかし。
仕事人に聞けば、この金庫のダイヤルの組み合わせは100万通り。金庫内も緻密(ちみつ)な構造のため、メモがあっても素人には開けるのは難しいそう。
家族が何度トライしても金庫は開かないため、今回、仕事人を頼ることにしました。
「(メモの番号が)合ってることを祈ります。合ってなかったら僕もやばいです」
残されたメモを信じ仕事人が金庫に挑みます。目盛りがわずかでもズレたり、行き過ぎると開かない精密なダイヤル…。そして3分後、無事解錠成功。
「開いた?よかった!じゃあ、番号間違ってないですね?」
「合ってます」
金庫の中には私たちが予想もしなかったモノが入っていました。
「何これ?」
「(Q.なんですか、それ?)薬だよ。だからこういうことしちゃうんだよね」
なぜか、金庫から飲み薬や塗り薬が。さらに。
几帳面で何でも取っておいたという義理の父。認知症も患っており、長年介護をしていた女性は特に驚く様子もありません。
さらに、缶の中には…。
「(Q.小銭?)そう、5円とか。5円玉、年号で価値のあるやつあるかな」
見れば、1円玉、5円玉、10円玉の小銭の束が16本も。そんななか…。
小さなパールがあしらわれた金の指輪がありました。
そこで、鍵穴用のルーペで見てみると…。
「ちょうどいい虫メガネありますよ」
「これK18ですよ、たぶん。ちょっと見てみてください」
「おっ!18!?K18、K18!」
18金の指輪という“お宝”発見。愛妻家だった義理の父。大切な妻の指輪を保管していたようです。
いろいろあった金庫明けですが、一区切りつき女性は満足そうでした。



















