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トランプ関税が、日本の食卓に思わぬ影響を与えています。ニンニクをはじめとする中国産の野菜が軒並み値下がりしています。
中国産ニンニク100円安い 「珍しいこと」
都内のスーパーでも、異変が起きていました。
スーパーアキダイ 秋葉弘道社長
「ニンニクなんかだと100円、1キロはネットで100円以上。このむきタマネギとかこの辺で、やはり1割くらい下がっている。色々なものが値上がっている中で商品の値段が下がるっていうのは、これはありがたいですし珍しいことです」
「ニンニクなんかだと100円、1キロはネットで100円以上。このむきタマネギとかこの辺で、やはり1割くらい下がっている。色々なものが値上がっている中で商品の値段が下がるっていうのは、これはありがたいですし珍しいことです」
中国産のニンニクは、以前は1キロ10個入りで700円程度でしたが、この数カ月で100円ほど値下がりして626円(税込み)に。タマネギは1キロ4個で194円(税込み)と、それぞれ1割ほど安くなりました。
アメリカと中国の間で、報復関税の応酬が加速。中国からアメリカへ輸出されるはずだった野菜が日本に大量に流れ込み、ニンニクの輸入単価は前の年の同じ月に比べて18%、タマネギは14%とそれぞれ下落しています。
秋葉社長
「確実に売れ行きサイクルは上がった気がします」
「確実に売れ行きサイクルは上がった気がします」
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中華料理店うれしい悲鳴「安心できる」
パンチが強いという中国産ニンニク。毎日大量に消費する中華料理店からは、うれしい悲鳴が上がっています。
東京・大田区の店舗では、毎日大量に消費する中国産ニンニクの仕入れ値が、1キロあたり50円値下がりしたといいます。
なかのや 店主 仲野公太さん
「今、何でも物価が高いので、安定して安いものが仕入れられるのはお店としては安心」
「今、何でも物価が高いので、安定して安いものが仕入れられるのはお店としては安心」
看板メニューは、辛みのきいた麻婆豆腐、820円。濃厚なタレにアクセントを加えているのは、辛味があってパンチの強い中国産のニンニクです。
「(中国産は)味とか香りに関して結構ちゃんとしっかりあるので、国産はやはりすごく高い。(値段が)何倍とか違ってきてしまったりする。そういった意味では、お客様にやはり提供しやすい。味に関してもすぐむいたものであれば、本当に何も問題なくいいものだと思う」
(「グッド!モーニング」2025年8月12日放送分より)
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