ホームセンターで今、造花の売れ行きが例年の4倍に。灼熱(しゃくねつ)の日本列島で、お盆ならではの光景に異変が起きています。
猛暑で造花が爆売れ
3世代でお墓参りに来た家族。おばあさんが手に取るのは、ご先祖様にお供えする生の切り花です。
「ありがとう、ここ置いて。じいじ喜んでるよ」
日本で古くから続く風習。墓前に花を供えて亡くなった家族をしのびます。
お墓参りに欠かせない生花。ただ、この夏は記録的な猛暑で異変が。お盆で生花の需要が高まるなか、市場に出回る花が減っています。
野中忍部長
「夏場の高温の影響で作物に障害が出て、昨年よりも少ない流通量になっている」
鹿児島市の市場に出荷された花は、去年に比べて2割ほど減少。
「梅雨が短くていきなり暑くなったので、出荷が早くなったり遅くなったりした」
出荷量が少ないことで、生花店での価格は去年よりも1割から2割ほど高くなっています。
「暑さもかなり影響していて、雨不足で水がなく生育に影響している」
ホームセンターでは、花の売り場に変化が。
店頭に並ぶ色鮮やかな花。「生花」ではなく「造花」です。
樋上雄一さん
「前年に比べて直近の1週間は400%売り上げが伸びている」
さいたま市の店では、造花の取り扱いを1.5倍に増やすと、売り上げは4倍に。暑すぎて生花がすぐにしおれてしまう影響が。
「(Q.造花を買った理由は?)(生花は)日持ちがしないから。きれいなものを飾ってあげたほうが良いかなと」
水不足の影響 蚊が消えた
猛暑と水不足による異変は、お盆休みのレジャーでも。
都会のオアシス、お台場海浜公園。夏らしい海の光景と自然が共存する場所ですが、今年は異例の暑さ続き。やぶなどにいそうな“夏の厄介者”が少なくなってきているといいます。
ピクニック中のご夫婦に話を聞くと…。
「先ほど娘と話していたが、今年は蚊が少ない。家にはあまり蚊がいない」
「今年は蚊が少ない」そう感じる人が多いようです。
タンクトップ姿の男性も。
「蚊がいない。(蚊に)刺されていない。おととしは刺されている。でも今年はない」
夏になるとブンブンと飛んでいた蚊は、一体どこへ?
害虫防除技術研究所の白井良和代表に聞きました。
7年前、白井代表を取材していた井澤健太朗アナウンサーの腕には、近くのやぶから蚊が。
なぜ、この夏は蚊が少ない傾向なのでしょうか?
蚊は水たまりに産卵するため、水不足の影響で都市部などでは成虫が少ないとみています。
さらに、頻発するゲリラ雷雨も要因に。
“過酷なお盆”お坊さんの暑さ対策
猛暑で異変が相次ぐお盆休み。この3日間で、およそ100軒の檀家(だんか)を回るお坊さんは。
「移動や外に出た時が過酷」
過酷なお盆休み。お坊さんの暑さ対策は?
服装は、「袈裟(けさ)」を合わせて、5枚も重ね着しているといいます。
暑さをしのぐポイントは、腕にありました。
腕と衣服の間に隙間を作り、汗で衣服がべったりと腕に付くことを防ぎます。










