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外国産ナマズ「パンガシウス」の人気が今“うなぎ登り”です。輸入量は10年前と比べて5倍に。水産業界が注目しているワケを探りました。
くら寿司では定番メニュー化
夫婦(70代)
「日本のものではないの?」
「魚かなと思うけどね」
20代
「パンガシウス?なんか海にいなそう」
「日本のものではないの?」
「魚かなと思うけどね」
20代
「パンガシウス?なんか海にいなそう」
回転ずしチェーン「くら寿司」に登場した、耳慣れないネタ「活〆(いけじめ)パンガシウス」。パンガシウスとは、東南アジア原産のナマズです。実際に味わってみると…。
夫婦(70代)
「なかなかいいかも。なんかさわやか。結構さっぱりで夏の感じ」
50代
「かめばかむほど甘味が出てくる。予想よりおいしかった」
「なかなかいいかも。なんかさわやか。結構さっぱりで夏の感じ」
50代
「かめばかむほど甘味が出てくる。予想よりおいしかった」
名前のインパクトとは裏腹にクセがなく、値段も一皿115円(※一部店舗は150円)とお手頃なのが魅力です。
去年2月に期間限定で販売されましたが、好評だったため去年11月に定番メニューになりました。
くら寿司 広報部 岡本愛理主任
「魚価がだんだん上がっていっているなかで、最低価格で販売できる魚を探していて、パンガシウスにたどり着いた。養殖で安定供給がしやすく、まだ世に知られていない魚なので、安くお客様に提供できる」
「魚価がだんだん上がっていっているなかで、最低価格で販売できる魚を探していて、パンガシウスにたどり着いた。養殖で安定供給がしやすく、まだ世に知られていない魚なので、安くお客様に提供できる」
パンガシウスは今、水産業界で注目の的です。国内最大級の展示商談会では、企業が売り込みに力を入れていました。
メイプルフーズ 戸恒徹司社長
「ベトナムのパンガシウスを輸入している。今後ベトナムでフライ・唐揚げ・天ぷらなど現地加工で輸入して販売したい」
「ベトナムのパンガシウスを輸入している。今後ベトナムでフライ・唐揚げ・天ぷらなど現地加工で輸入して販売したい」
財務省の貿易統計によると、輸入量は去年、初めて1万トンを突破。10年前からおよそ5倍と“うなぎ登り”で、白身魚の代表格・スケソウダラに迫る量にまで増えました。
ラングスター 石塚洋之代表取締役
「(パンガシウスの)値段は1キロあたり1000円以下。めちゃくちゃ安い。世界中探してもこんなに安い白身の魚はないくらい、とにかく一番安い」
「(パンガシウスの)値段は1キロあたり1000円以下。めちゃくちゃ安い。世界中探してもこんなに安い白身の魚はないくらい、とにかく一番安い」
イベントに来た人
「安いし、お財布に優しいと思う」
「安いし、お財布に優しいと思う」
骨も少なく味付けや加工もしやすいため、フライやムニエル、ソテーなど家庭の食卓にも広がっています。
戸恒社長
「スーパーで売られるようになってから、一般家庭でも普通に食べられるようになりました。これからどんどん利用されていくと思う」
「スーパーで売られるようになってから、一般家庭でも普通に食べられるようになりました。これからどんどん利用されていくと思う」
(「グッド!モーニング」2025年9月3日放送分より)
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