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2025年9月3日 19:10

サプリで警察捜査 新浪氏が購入経緯明かす

サプリで警察捜査 新浪氏が購入経緯明かす
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 購入したサプリメントを巡り警察の捜査を受けたとして、サントリーホールディングスの会長を辞任した新浪剛史氏が3日午後、記者会見を開き、「法を犯しておらず潔白」と主張しました。

サプリ購入経緯明かす

 サントリーホールディングスの会長を辞任した新浪氏が、報道陣の前に姿を見せました。経済同友会の代表幹事としての定例会見です。

経済同友会 新浪剛史代表幹事
「この度は、私のことで皆様をお騒がせして申し訳ありません」

 新浪氏の自宅が家宅捜索を受けたのは先月22日。新浪氏の自宅に送られることになっていた“サプリメント”に関わる捜索です。問題は、そのサプリメントに含まれていた“成分”です。

新浪代表幹事
「私から事実関係の話をさせていただきます。私は適法な商品と認識して、米国においてCBDサプリメントを購入しました」
CBDは違法ではなく、日本でもCBDを含む製品は売られている
CBDは違法ではなく、日本でもCBDを含む製品は売られている

 CBD(カンナビジオール)。大麻草に含まれる成分ですが、違法ではなく、日本でもCBDを含む製品は売られています。

新浪代表幹事
「私が4月の出張時に、自ら持ち帰る予定でした」

“家族ルール”に質問も

 そもそもなぜ、新浪氏は購入したサプリを他人に預けたのでしょうか。

購入したサプリを他人に預けた理由
購入したサプリを他人に預けた理由
新浪代表幹事
「本年4月の出張時に自ら持ち帰る予定だった。しかしその後、米国からドバイ経由でインド出張、そして日本に帰る。このような旅程となっていた」

 新浪氏によると、ニューヨークに住む知人から「法律が厳しいドバイには、CBDサプリメントを持ち込むのが難しい」とアドバイスを受けたということです。

新浪代表幹事
「その同氏から、『日本へも自らが私自身が持っていくから、持って行ってくれる』。こういうことになったので、お願いすることにした」
「ハンドキャリーでこれを自ら日本へ持ち帰り、私の自宅に送る手配をしたと。そのように聞いている。しかし事件発覚後に分かったことは、先月2回目として福岡県在住の(知人の)弟宛てに郵送し、その弟に私の自宅に送るように依頼をしていたところ、その弟が逮捕されてしまった」
知人の弟から新浪氏にサプリを送る手配をしていた
知人の弟から新浪氏にサプリを送る手配をしていた

 新浪氏の説明によると、ニューヨークに住む知人は2回目のサプリを福岡県に住む知人の弟に郵送。その弟から新浪氏にサプリを送る手配をしていたというのです。

新浪代表幹事
「私にとっては想定外でございまして、その人から全く知らされておらず、私が購入したCBDサプリメントであるかどうかも不明であります。まさに、この2回目のサプリメントについて疑義が生じている」

 その知人の弟宛てに送られたサプリには、CBDとは違う違法な大麻成分THCが含まれていたとみられます。

 CBDのサプリは日本国内でも売られています。なぜ、アメリカで購入したのでしょうか。

なぜ、アメリカで購入?
なぜ、アメリカで購入?
新浪代表幹事
「私は出張が多いものですから、時差ぼけがすごく多い。この知人から強く勧められたということが、まず第一」

 新浪氏の説明では、ニューヨークの知人は著名人への健康のアドバイスをしている人物だといいます。

新浪代表幹事
「これ、日本よりも米国のほうが圧倒的に安い。大変高いものであると。こういうことで米国のほうが安い。この経済的な意味合いであります」
「これは国内で入手できるかは分かりません。全くこの辺は、多分できないんだと思う、国内では。そして先ほど少し申し上げたように、私が結果的に持って帰ろうとして、また結果的には依頼したことになるわけですけど、それはきちんと通関している」

 ただニューヨークの知人が手荷物で持ち帰ったサプリについても、新浪氏は「受け取っていない」としています。

送り主がよく分からないものが送られた場合は廃棄をするという“家族ルール”があるという
送り主がよく分からないものが送られた場合は廃棄をするという“家族ルール”があるという
新浪代表幹事
「私は家族との取り決めをしています。それは送り主がよく分からないそういったものが送られた場合は廃棄をすると。このように決めています。恐らく私の手元には届いておりません」
「(Q.家族は中身を見ずに処分したと説明)まず、そういうものが来たかどうかも記憶にないということ。つまり来たんだろうなと、私は想像している。この知人が送ったと言っているわけですから」
「(Q.家族には送り主からこういうものが送られてくると伝えなかったのはどうして?)じゃあこのケースだけかというと、実は多々ある。捨ててしまうことが。あれはどうした、これはどうしたということが起こることもある。ただ、それのほうが安全であるという認識を我々家族は持っている」
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