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新米価格が高騰するなか、備蓄米をおいしく炊ける高級炊飯器が注目されています。炊飯器メーカーはコメ高騰の逆境をビジネスチャンスにつなげようとしています。
9600通りから自動調整
4日、5種類の銘柄米を扱う都内のスーパーでは、新潟産の新米「コシヒカリ」が5397円で売られていました。
80代
「今見てびっくり、こんな高いなんて」
30代
「買えないです。3800円くらいまで落ちてほしい」
「今見てびっくり、こんな高いなんて」
30代
「買えないです。3800円くらいまで落ちてほしい」
スーパーイズミ 五味衛代表
「価格は去年の3割〜4割は高いので、我慢しているような形。一日5〜6個売れればいい」
「価格は去年の3割〜4割は高いので、我慢しているような形。一日5〜6個売れればいい」
1日に発表されたスーパーの銘柄米の平均小売価格は、5キロあたり4272円で3週連続で値上がりしています。
JA全中 山野徹会長
「コメの価格高騰で消費者のコメ離れを非常に憂慮いたしております」
「コメの価格高騰で消費者のコメ離れを非常に憂慮いたしております」
銘柄米が高騰する今、比較的安い備蓄米を少しでもおいしく食べようとする動きが出ています。
新米価格が高騰するなか、4日に都内で炊飯器を使ったコメの試食会が開かれました。
AI機能が搭載された炊飯器では4つのセンサーで圧力や温度を検知し、コメの状態に応じておよそ9600通りの中から最適な炊き方を自動で調整することができます。
実際に食べ比べてみると…。
60代
「AIなしのほうが、ねちゃっとした感じがする。AIありのほうが、コメが分かれている」
50代
「備蓄米のAIありのほうが、すっきりはしているかな。比べてみて、AIありのほうが、若干甘みはあるのかな」
「AIなしのほうが、ねちゃっとした感じがする。AIありのほうが、コメが分かれている」
50代
「備蓄米のAIありのほうが、すっきりはしているかな。比べてみて、AIありのほうが、若干甘みはあるのかな」
安い備蓄米を少しでもおいしく食べようと、今こうした高級機種の炊飯器の需要が高まっています。去年と今年の7月を比べると、5万円以上の高級機種は1.3倍売れています。
パナソニック 調理機器マーケティング部 石毛伸吾課長
「去年から続くコメ不足やいろいろなコメの状態の備蓄米などが世に出てくるなかで、それに合わせた炊き方が重要なんだといったところも皆様の理解が進んでいった。お客様もより良い炊飯器を興味・関心を持っていただいて、需要というのが今シフトしているのかなと」
「去年から続くコメ不足やいろいろなコメの状態の備蓄米などが世に出てくるなかで、それに合わせた炊き方が重要なんだといったところも皆様の理解が進んでいった。お客様もより良い炊飯器を興味・関心を持っていただいて、需要というのが今シフトしているのかなと」
(「グッド!モーニング」2025年9月5日放送分より)
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