購入したCBD(カンナビジオール)サプリメントをめぐり、警察の捜査を受けた新浪剛史氏がサントリーホールディングスの会長を辞任。また経済同友会代表幹事の活動自粛も発表するなど、企業のコンプライアンス問題に注目が集まっている。
今回ABEMA的ニュースショーが取材したのはラビット探偵社。昨今、浮気調査など個人からの依頼に加え、企業からの依頼も増えているという。
ラビット探偵社 調査部長の内田裕氏は「例えば従業員の素行調査。ある程度重要なポジションに就かせるので慎重に採用していきたいというところで。もちろん従業員だけでなく、役員や会長なども調査をしている」と説明する。
経営手腕などの力量があっても、本人の「不都合な事実」まではわからない。そこで、普段の行動にコンプラ違反に繋がるような言動が隠されていないかなど、素行調査を依頼されるという。
内田氏は、具体的な調査事例として「最近のケースだと上層部、役員や会長の経費というか金遣いがあまりにも激しいというのでご依頼をいただいて、どういうところにお金を使っているのか、本当に必要経費なのか、判断材料として求めていた。領収書があれば金額はわかるが、実際に本当に必要な接待の会社関係の人がいたのか(はわからない)」と紹介。調査方法については「お店にもよるが、入れるところはお客さんを装って、飲食店、居酒屋、キャバクラ、クラブの入れるところはすべて入る」と語った。
取材中にも複数の調査現場から随時報告が入り、その情報はリアルタイムで依頼者に届けられていた。それらはまさに不都合な事実だらけだった。「自分だけは絶対にバレない」その慢心が、不都合な結果を招く。「自分は大丈夫だろうは、まさに危険サインだと思う」(内田氏)
(『ABEMA的ニュースショー』より)