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風呂トイレ共同の木造アパートといった姿は今は昔。令和は管理栄養士が監修した食事が付き、雑誌や本が置かれたラウンジなど共有部分の充実した学生向けマンションが人気です。
「安心安全が魅力」保護者
東京・板橋区、地下鉄の駅から徒歩5分にある学生マンション。エントランスを進むと広がるのは、おしゃれなコミュニティースペース。図書スペースにもなっていて、足を伸ばしてくつろげる座敷や外には開放的な中庭もあります。
コンパクトな6帖の部屋は、学生にはうれしい家具付きです。トイレとバスルームは共用ではなく、すべての部屋に完備。洗濯機や冷蔵庫、電子レンジも付いています。
入り口には顔認証システムを導入し、セキュリティはもちろん、生活のトラブルに24時間体制でサポートしてくれるサービスもあります。
家賃は月6万4000円からで、月2万8600円の食費を払い、管理栄養士が監修した食事が朝晩2食付きます。
トータルの値段はやや高めですが、こうした物件を全国でおよそ2万3000室、管理・運営する「ジェイ・エス・ビー」によると、春の入居率は毎年ほぼ100%になっているといいます。
ジェイ・エス・ビー(ユニライフ)
幸田健太さん
「少子化のなかで、親が子どもにかける費用が高くなってきて、(一人暮らしに)送り出すにあたって、安心・安全な所に住んでほしい、そんな願いから(学生マンションが)スタートした」
幸田健太さん
「少子化のなかで、親が子どもにかける費用が高くなってきて、(一人暮らしに)送り出すにあたって、安心・安全な所に住んでほしい、そんな願いから(学生マンションが)スタートした」
下宿生の生活費のデータを見ると、住居費に支払う金額は年々増える傾向にあります。
さらに、子どもを心配する親からだけではなく、学生本人のニーズに応えているのも人気の理由です。
入居4年目(21)
「平日にごはんが出るのは、料理ができないのでありがたい。学生寮だといろいろ制限されちゃうところがある。学生マンションは門限とか特にない。普通の一人暮らしと変わらない」
「平日にごはんが出るのは、料理ができないのでありがたい。学生寮だといろいろ制限されちゃうところがある。学生マンションは門限とか特にない。普通の一人暮らしと変わらない」
最近では、学生生活を充実させるさまざまな趣向を凝らした学生マンションも登場しています。
幸田さん
「最上階に食堂を設けて、夜景を楽しみながらごはんが食べられる。シアタールームで映画が鑑賞できる。娯楽に富んだものが多くなっている」
「最上階に食堂を設けて、夜景を楽しみながらごはんが食べられる。シアタールームで映画が鑑賞できる。娯楽に富んだものが多くなっている」
(「グッド!モーニング」2025年9月18日放送分より)
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