歴史的な猛暑の影響でハチミツの生産量が落ち込み、価格が高騰しています。一方、ミツバチの天敵スズメバチは暑さで活動が活発になっていて、養蜂家にとって二重苦とも言える状況になっています。
国産ハチミツ生産量3割減
「暑さの影響は今年みたいな時は、特に影響が出ている。(収穫量が)約3割減っている」
芳醇な香りと上品な甘さでさまざまなシーンに彩りを添えるハチミツ。国内の流通量のうち国産はわずか6%ですが、異例の暑さを受けミツバチが“夏バテ”とも言える状況で生産量が落ち込んでいます。
さらに追い打ちをかけるのが、鋭いあごを使いミツバチを次々とかみ殺すスズメバチです。天敵のスズメバチが異例の暑さで例年よりも活性化しています。
国産は約6% 海外産も値上がり
ミルクジェラートやパウンドケーキに回しかけるハチミツ。砂糖の代わりにたっぷり生地にも練り込まれています。
取材したハチミツ専門店では、自社の養蜂場と契約農場から国産のハチミツを仕入れ、月50キロほど使っていますが、状況は…。
「3〜4年前からハチのコンディションがよろしくないと養蜂家から聞いているが、特に今年に関しては(例年より)約2〜3割取れていない。この猛烈な暑さで蜂の巣の蜜が落ちてしまったという話も聞く」
ミツバチが活動しやすいのは気温23℃前後ですが、今年は養蜂が盛んな北海道や長野では平年よりも夏の気温が高くなる異例の事態になっています。
去年には提供しているすべてのカフェメニューを値上げしましたが、今年4月には瓶詰めのハチミツも10%値上げしました。
日本で消費されるハチミツは、ほとんどが海外産で国産はわずか6%。海外産も為替や生産コストの上昇などから値上がりが続いています。
「これからスズメバチ本格的な襲撃」
9月に入っても猛暑日が続くなか、千葉県市原市の養蜂家を訪ねました。
「うちの養蜂場はこの木の下。ここがメインで、もう1カ所ある」
「(Q.巣は日陰の下に置いている?)そう、幸いこういう場所があるので、木陰のいい所、涼しい所で養蜂している」
この養蜂場ではおよそ180万匹のセイヨウミツバチを育て、年間1トンほどのハチミツを生産しています。
“夏バテ”してしまうと、働きバチの動きが鈍くなってしまいます。
異例の暑さは花の生育にも影響しています。
さらに追い打ちをかけているのが、ミツバチの天敵・スズメバチです。3匹のオオスズメバチが大きなあごを使って、ミツバチを次々とかみ殺していきます。
養蜂箱の下に落ちているのは、すべて死んでしまったミツバチです。
猛暑の影響に加え、スズメバチの脅威。養蜂家にとってはまさに「泣きっ面に蜂」の状態です。
(「グッド!モーニング」2025年9月19日放送分より)













