26日午後に発表されたコメの平均価格は5キロで4246円と依然、最高値に迫る水準となっています。新米の高騰が続くなか、お得な買い方を発見しました。
新米のお得な買い方は?
とれたて、つやつやの新米がおいしい季節。ただ、待ちに待った新米のはずが、購入をためらう人も。
「値段は高い」
「去年と比べたらとても高い」
「高くなってからは」
「買ってないよね」
26日午後に発表されたコメの平均価格は、5キロあたり税込みで4246円。依然として、5月の最高値に迫る水準となっています。
コメが高騰するなか、新米のお得な買い方は?番組の取材班が向かったのは、栃木県にある農産物の直売所です。
地元で収穫された「コシヒカリ」などの新米がずらっと並ぶなか、一番安い銘柄は2014年に生まれた新しい品種「とちぎの星」です。
農家が付けた価格は、玄米1キロあたり780円。5キロでは3900円です。
「とちぎの星」は、コメの食味ランキングで最高評価の「特A」を獲得。大粒で豊かな甘味。冷めてもおいしいのが特長です。
佐藤和彦店長
「玄米のほうが値段を安く出せる。精米したてのコメを食べてもらうところが玄米を販売するメリット」
購入した玄米は、無料で精米することができます。
直売所が、精米や袋詰めを行い、農家の手間を省くことでコメの販売価格を抑えてもらっているといいます。
「精米したてのほうがおいしさの期間が長く持つ」
70代の女性は、ミルキークイーン2キロを精米。
「今ちょっと暑いので冷蔵庫に入れて味が変わらないうちに食べきって、また買いに来るようにしている」
「(Q.精米したてのコメの味は?)やっぱりおいしく感じる。風味がある。夜は必ず炊飯するので土鍋で炊く、だからおいしい」
毎週日曜日は、コメが1割引きで、さらにお得です。
セルフ精米でさらにお得!
玄米の人気が高まるなか、利用者が増えているのが「コイン精米機」です。
都内の無人精米所にやってきたのは、50代の女性。
“セルフ精米”に初挑戦!
続いて、精米の歩合を選択。
友人から送られてきた、岡山県産「きぬむすめ」の新米を精米することができました。
隣接する自動販売機で、おコメを買うこともできます。新潟県産コシヒカリは、白米5キロ4600円に対し玄米は500円安い、4100円です。
「500円安いんだ。今後コメの値段が上がっていったら玄米がいい」
「コイン精米機」の魅力は?
「置いておくのは玄米のほうがいい」
「精米したてのほうがおいしいから」
より保存がきく玄米を必要な時に必要な分だけ精米できる、その利便性の高さが人気のようです。
「新米を精米して炊き立てを食べられる。やっぱり違う」
60代の男性は55キロ分を精米。知り合いにも渡すといいます。