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10月に入り今月3000品目以上で値上げが予定されるなど、物価高が家計を直撃しています。そんななか、少しでもお得に買い物をしようと買い物の仕方にも変化が表れています。コメや野菜をお得に買える直売所が人気を集めています。
食費を抑えるため「直売所」
先月30日、千葉県館山市にある直売所には、平日にもかかわらず、県外ナンバーの車がありました。
神奈川から来た人
「きょうは川崎から来ました。ここに来るのを目的で来ました。なるべくこういう所、旅行とか行った時は、道の駅に行ってお得なものを探している」
「きょうは川崎から来ました。ここに来るのを目的で来ました。なるべくこういう所、旅行とか行った時は、道の駅に行ってお得なものを探している」
きゅうりが1袋220円、長ネギが1袋180円など、都内のスーパーと比べると、割安で商品を買うことができます。なかには白いゴーヤのように珍しい食材もあります。
物価高騰が続くなか、少しでも食費を抑えるため、直売所を利用する人が増えています。
木更津から来た人
「こういう所に来て新鮮な安いもの、そういうものを購入するように努力、そうなってきますよね」
「こういう所に来て新鮮な安いもの、そういうものを購入するように努力、そうなってきますよね」
“農家のタマゴ”が運営
茨城県水戸市には、一風変わった直売所もあります。
新米が3750円、ナスはたくさん入って100円。破格の値段で売られていたのは、新米や旬の野菜。なぜ、この価格で販売できるのでしょうか?
鯉淵学園 森啓一理事長
「メインは学園で採れたものをそこで販売しているので。途中の流通というのが全部省かれますし、そういった意味で一般のスーパーで買うよりは安くて、そして新鮮なものが提供できるのが直売所の特徴だと思います」
「メインは学園で採れたものをそこで販売しているので。途中の流通というのが全部省かれますし、そういった意味で一般のスーパーで買うよりは安くて、そして新鮮なものが提供できるのが直売所の特徴だと思います」
この直売所は、農業専門学校の敷地内にあり“農家のたまご”である学生が作ったものも販売しています。
学園内で収穫したものを学生や職員が袋詰めし、直売所で販売。学生は生産から販売まで一連の流れを経験することができます。
一方、消費者は中間マージンが発生しないため、新鮮な食材をお得な値段で買うことができるのです。
学園内で働く卒業生
「学生の時にいちからメロンの栽培をして、学園の直売所で販売までやった。直接喜んでもらう姿を見るというのは、すごくやりがいも感じますし喜びにもなります」
「学生の時にいちからメロンの栽培をして、学園の直売所で販売までやった。直接喜んでもらう姿を見るというのは、すごくやりがいも感じますし喜びにもなります」
最近は他の業種で社会人を経験してから、農家を目指し学園に入学する人も増えているといいます。
鯉淵学園の学生(26)
「会社員でパソコンとかプログラムとか、そっち系の営業の販売をしていた。実際に農場を見て、若い人がいないなというところで、どうやったら若い人が農業に興味を持ってくれるのかという始まりで、自分がまず勉強したいなと思いました」
「会社員でパソコンとかプログラムとか、そっち系の営業の販売をしていた。実際に農場を見て、若い人がいないなというところで、どうやったら若い人が農業に興味を持ってくれるのかという始まりで、自分がまず勉強したいなと思いました」
食料自給率の低さなど、日本が直面している“食の問題”。学園は、農業に興味を持つ若者を増やし、問題解決につなげていきたいと考えています。
森理事長
「これからの日本の食っていうものを支える若者たちを育てる学校として、もっと発信して、多くの若者たちが集まってくれる学校にしていきたい」
「これからの日本の食っていうものを支える若者たちを育てる学校として、もっと発信して、多くの若者たちが集まってくれる学校にしていきたい」
(「グッド!モーニング」2025年10月1日放送分より)
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