経済

グッド!モーニング

2025年10月2日 13:28

クリーニング店が残暑で悲鳴 衣替え進まず客減少 コインランドリーとも競争

クリーニング店が残暑で悲鳴 衣替え進まず客減少 コインランドリーとも競争
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 長引く残暑で衣替えが進まず、クリーニング店が悲鳴を上げています。物価高も直撃し、店の数も減少傾向にあります。

衣替え進まず客が減少

会社員(40代)
「(Q.衣替えしましたか?)そうですね。きょうぐらいから涼しくなってきてからですかね」

 10月1日は「衣替えの日」。東京は雨が降り、都心の最高気温は23.6℃と、およそ3カ月半ぶりに夏日が解消となりました。

 しかし、2日は天気が回復し再び残暑に。日中は半袖が活躍しそうです。

 長引く夏で、クリーニング店にはある異変が起きていました。

進まない衣替え
進まない衣替え
小林ランドリー工場 小林史明社長
「8月、9月は結構品物が少なくて苦しみましたね。(例年の)半分ぐらいしかまだ動きがない状態ですね」

 夏から秋の変わり目には、汗汚れが気になる夏服や冬に備えてセーターやコート類が持ち込まれますが、夏が終わらず衣替えが進まないため、客が減少しています。

「これがあと何年もずっと続くとなると、我慢比べって言い方は変ですけど、ちょっと厳しいです」
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コインランドリーは店舗数増加

クリーニング店舗数
クリーニング店舗数

 クリーニング店は、2023年度に2万478店と10年前と比べておよそ3割減少しています。

 一方で、増えているのがコインランドリーです。店舗数は、2023年度に2万5000店と10年前と比べて、およそ5割増えています。

コインランドリー店舗数
コインランドリー店舗数
コインランドリー利用
主婦(30代)

「4人家族分の旅行中に着ていた服とか家で乾かすと時間もかかるし」
コインランドリー
コインランドリー

 大容量の洗濯と乾燥が一気にできるコインランドリー。24時間営業の店舗も増え、時間を気にせず利用することができます。

 それでも、クリーニング店を使うという人はこう話します。

70代
「高いものを買った時は出す。やっぱりちょっと長持ちさせたい」
会社員(40代)
「ワイシャツは毎週出します。自分でやるよりは専門の方のほうが上手だと思います」
仕上がりで大きな差
仕上がりで大きな差

 クリーニング店は、汚れの種類に応じて洗い分けるなど専門的なサービスが魅力です。仕上がりでは、家での洗濯と大きな差が出ます。

小林社長
「縮みやすいのもあるし、ちゃんとアイロンで復元させる。ご家庭でやるのは難しいと思います」

(「グッド!モーニング」2025年10月2日放送分より)

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