秋の味覚の王様・マツタケが猛暑の影響で全国的に不作と言われています。そんななか、番組が岩手のマツタケ名人に同行すると、わずか2時間で25本ものマツタケを収穫しました。山で何が起きているのでしょうか?
“お手頃”カナダ産でしのぐ
2日、都内のスーパーでは100グラム1580円、手のひらサイズのマツタケは1本1825円。国産は仕入れられず、カナダ産です。
「不作どころじゃないですね、凶作ですね。僕はここ数年で一番、マツタケを見ていないですよ。この秋、一回も見ていないので」
凶作のはずがマツタケ続々
ほとんど出回っていないという国産マツタケ。番組は、良質で100グラム1万円を超えることもあるという岩手県の産地で、マツタケとりの名人に同行しました。
「今から行ってもどれくらいとれるかと、その後どれくらいとれるか。6、7、8月に雨がないとダメです。高温でもいいんだけど、雨がないとダメです」
岩手県の内陸部にある岩泉町の平年6月の降水量は104.6ミリ。しかし、今年は半分以下の48.5ミリでした。
去年9月の道の駅のマツタケ売り場。豊作と言われた去年はズラリと並んでいましたが、今年は先月29日まで収穫がゼロという状況が続いていました。
陸上競技で使うピストルを鳴らし、クマに人の存在を知らせます。響いているのはクマよけの鈴です。
山に入ってからも30分おきに大声を出して、クマを50メートル以内に近づけないよう進みます。
2年前には、キノコとりの最中にクマに襲われた佐藤さん。この日以来、顔を守るヘルメットを着用。クマよけの自作の防具を杖にしながら、山の奥へ分け入ります。
急な斜面を登り、藪の中を進むこと10分。佐藤さんが取材班の足元を指さしました。
全くどこにあるのか分かりませんが、その時、振り返ると足元にマツタケが!降り積もった枯れ葉が盛り上がっている所にありました。
さらに、マツタケを見つけました。なおも進むと、前の日には生えていなかった所にマツタケがありました。この日、一番の大物です。
「(Q.いくらくらいになりそうですか?)1万5000円から2万円。それくらい立派です」
測ってみると、かさの直径は18.5センチ。重さは94.5グラム。先週まで収穫ゼロだったマツタケが嘘のようです。
わずか2時間で25本も収穫することができました。序盤としては最高の結果です。
とれたてのマツタケを香りと食感を一番感じることができる焼きで頂きました。かめばかむほど味と香りが広がってきます。鼻からマツタケのいい香りが抜けていきます。
実は、この前の日あたりにはまとまった雨が降っていました。
その後は見つけられず
ところが、この日以降は…。
1日はゼロ。2日も1本のみでした。3日朝は午前6時の時点でまだ収穫はありません。
価格については…。
(「グッド!モーニング」2025年10月3日放送分より)














