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刺し身にしても天ぷらにしても焼いてもよしという高級魚のタチウオが今、各地で釣れています。1メートル以上ある大物も多く、物価高の救世主的存在になりつつあります。
極太ドラゴンサイズに歓喜
8日午前6時30分、神奈川県の漁港にはすでにたくさんの人が乗り込み準備を始めていました。
横浜市内の漁港から出た船は東京湾のポイントへ。釣り人たちのお目当ては、銀色に光る長い体に鋭い歯のタチウオです。
大きいものでは1キロ3500円以上で取引される高級魚。今、SNSにはタチウオが簡単に大量に釣れたという報告があふれています。
番組が同行した釣り船でも「1〜2分で1匹」釣れた人がいました。中には「ドラゴンサイズ」のタチウオが釣れた人もいます。
長さ120センチ以上や太さが指5本以上のものは、通称「ドラゴン」と呼ばれ、釣り人の憧れだといいます。
一度も釣りをしたことがない番組スタッフも挑戦。「ドラゴン」とまではいきませんでしたが、1時間で6匹とまずまずの釣果でした。
なぜタチウオが増えているのでしょうか?
忠彦丸(タチウオ担当) 安田剛船長
「黒潮の大蛇行が始まってから、湾内のタチウオは(漁獲量が)良くなった」
「黒潮の大蛇行が始まってから、湾内のタチウオは(漁獲量が)良くなった」
潮の流れが変わり、海水温が上がったことなどが影響していると考えられています。
釣り人
「お魚って今高いじゃないですか。(タチウオは)1匹でも結構おなかいっぱいになると思う。すごく満足感はあると思う」
「お魚って今高いじゃないですか。(タチウオは)1匹でも結構おなかいっぱいになると思う。すごく満足感はあると思う」
安田船長によると、釣りに来る人にはある業種が多いそうです。
「居酒屋やってる、料理屋さんやってる方々は、仕入れ兼ねて遊びに来てる方は結構います」
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豊漁でサービス天ぷら99円
都内にある飲食店でも、オーナーが釣った新鮮なタチウオを連日客に振る舞っています。
魚十二ケ月 増田大補さん
「一番はお刺し身かなと思います。それ以外にお店では天ぷら、あとは焼き物、塩焼き」
「一番はお刺し身かなと思います。それ以外にお店では天ぷら、あとは焼き物、塩焼き」
今年は豊漁とあって、店のSNSをフォローしてくれた客にタチウオの天ぷらを1人前99円という破格の値段で提供しています。
「高級魚ではあるが、大変今年はよく釣れているというところもあり、この物価高の中でも消費者にとってもお店にとっても救世主的な魚だと思います」
(「グッド!モーニング」2025年10月9日放送分より)
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