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スーパーや量販店で客が自ら操作するセルフレジが急速に広がっています。人件費が削減できて効率的になる一方、利用者からは負担になるという声や、人と人との対面の大切さを訴える声も上がり始めています。
あえて現金決済維持する店も
スーパーや量販店で客が自ら会計を行うセルフレジ。人手不足解消やコスト削減、キャッシュレス化を進めることなどを理由に導入する店が増えています。
買い物客(30代)
「セルフレジの方が(使用することが)多い。セルフだと自分のペースでできるから良い」
「セルフレジの方が(使用することが)多い。セルフだと自分のペースでできるから良い」
決済の代行を手がける企業によると、店舗でのセルフレジ導入率は55.5%にも上ります。
都内にあるこちらのスーパーも、導入店舗の一つです。
スーパーアキダイ 中村橋店
大竹次男店長
「メリットは人件費削減になります。2人でやるところを1人でできるみたいな。そのメリットはでかい」
大竹次男店長
「メリットは人件費削減になります。2人でやるところを1人でできるみたいな。そのメリットはでかい」
そうしたなか、セルフレジに困惑する人も。
買い物客(70代)
「足がこんなだから主人におんぶにだっこが多い。何でも。(有人レジも)残しておいてほしい」
「(Q.完全に全部無人だと?)たぶん行かない」
買い物客 80代
「(セルフレジは)方向性としては正しいとは思いますよ。若い人たちにとってはやっぱり問題ないと思う。(ただ)ある程度、お年を召した方は、現金をちゃんと使えるほうがいい。そういう余地を残しておいた方がいい」
「足がこんなだから主人におんぶにだっこが多い。何でも。(有人レジも)残しておいてほしい」
「(Q.完全に全部無人だと?)たぶん行かない」
買い物客 80代
「(セルフレジは)方向性としては正しいとは思いますよ。若い人たちにとってはやっぱり問題ないと思う。(ただ)ある程度、お年を召した方は、現金をちゃんと使えるほうがいい。そういう余地を残しておいた方がいい」
セルフレジでは、利用はキャッシュレスに限られるケースも…。
そのため、電子機器に不慣れな高齢者やスマートフォンを持っていない人、セルフレジを操作する際に高さの問題などがある車いすの利用者のなかには、普段から通っていた店舗がセルフレジ化されたことで、利用しづらくなる事態が起きています。
東京・足立区にあるこちらのスーパーでは、有人レジや現金決済をあえて変えずに続けています。
ゑびすや商店 唐鎌孝行社長
「(セルフレジは)特にご年配のお客様が戸惑っちゃうっていう部分もある。まず指導する従業員の方が必要だから、最初の導入時に手間がかかっちゃうのかなと。うちの主力のお客様であるシニア層のお客様だと、だいたい現金をお持ちなケースが多い」
「(セルフレジは)特にご年配のお客様が戸惑っちゃうっていう部分もある。まず指導する従業員の方が必要だから、最初の導入時に手間がかかっちゃうのかなと。うちの主力のお客様であるシニア層のお客様だと、だいたい現金をお持ちなケースが多い」
利用客からはこのような声が聞かれました。
買い物客(80代)
「私は現金の方がね、こういうお店があってうれしい。何とかレジってあるじゃない…自分でやるやつ。あんなのはどうなのか分かんないね」
「(Q.もしこのお店が(セルフレジなどを)導入したら?)(利用は)しないね。現金じゃなければもう来ないよ」
「私は現金の方がね、こういうお店があってうれしい。何とかレジってあるじゃない…自分でやるやつ。あんなのはどうなのか分かんないね」
「(Q.もしこのお店が(セルフレジなどを)導入したら?)(利用は)しないね。現金じゃなければもう来ないよ」
今後について店側は…。
唐鎌社長
「例えば(セルフレジを)導入しても、多分うちなんかで言えば圧倒的に有人のレジ(利用者)が多いと思う。セルフレジで嫌だなって思われる、特にシニア世代中心のお客様は有人レジの方に入っていただければと」
「例えば(セルフレジを)導入しても、多分うちなんかで言えば圧倒的に有人のレジ(利用者)が多いと思う。セルフレジで嫌だなって思われる、特にシニア世代中心のお客様は有人レジの方に入っていただければと」
(「グッド!モーニング」2025年10月15日放送分より)
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