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お歳暮やクリスマスなど、これから宅配サービスを利用することが増える時期を迎えるなか、少し事情が変化しつつあります。送る時・受け取る時ともに、撮影が求められる時代になるかもしれません。
荷物発送前の映像記録システム開発も
届いた宅配便の段ボールに、こんなシールが貼られていたことはありませんか?
「商品開封時のお願い。開封動画撮影をお願いします」
箱を開けて中身を取り出す際、動画を撮影してほしいというのです。
Xの投稿
「初めてのパターンだ…」
投稿者(番組の取材に)
「戸惑いましたけど、逆に安心にもなりました」
「初めてのパターンだ…」
投稿者(番組の取材に)
「戸惑いましたけど、逆に安心にもなりました」
届いたのは韓国のレコード。日本の業者を介して、インターネットで購入したものでした。一体何のために、撮影が必要なのでしょうか?
日本の業者に話を聞くと、2年前から動画撮影依頼のシールを貼っていました。
K−pop Factory オーナー
「しっかり動画撮影してもらって、商品不備がある場合は報告してもらうような形が、双方にとってもしっかり対応ができる。全部の発送商品にシールを貼って、しっかり告知しようという流れに変えた」
「しっかり動画撮影してもらって、商品不備がある場合は報告してもらうような形が、双方にとってもしっかり対応ができる。全部の発送商品にシールを貼って、しっかり告知しようという流れに変えた」
海外商品の場合は、証拠がなければ返品に応じない業者が多いため始めた取り組みだといいます。
久保田法律事務所 久保田理子弁護士
「動画を撮っていることによって、最初から壊れていました、あるいは違うものが最初から入っていましたというのを立証しやすくなるという意味なんですね」
「動画を撮っていることによって、最初から壊れていました、あるいは違うものが最初から入っていましたというのを立証しやすくなるという意味なんですね」
オンラインショッピングで購入した人のうち「思っていたものと違う商品が届いた」、そんな経験をした人が半数近くいるという調査結果もあります。すでに毎回、開封動画を撮影している人もいました。
30代
「本当はゆっくりワクワクしながら開けたいのに、見せながら開けているからあまり声も出せないし、興奮を抑えながらやっています。色違いが届いたとかたまに(SNSで)流れてきて、やっぱりこっちも装備しておかないと戦えなくなっちゃう」
「本当はゆっくりワクワクしながら開けたいのに、見せながら開けているからあまり声も出せないし、興奮を抑えながらやっています。色違いが届いたとかたまに(SNSで)流れてきて、やっぱりこっちも装備しておかないと戦えなくなっちゃう」
一方で、商品に問題がないにもかかわらず、3割の人が返品を求めたことがあるという調査もあります。
PACKING LABO 井沼洋課長
「最初に撮っている映像から最後の梱包(こんぽう)までの映像が今、撮影完了となっています」
「最初に撮っている映像から最後の梱包(こんぽう)までの映像が今、撮影完了となっています」
こちらの企業では、荷物発送前の梱包作業を映像で記録するシステムを開発しました。
井沼課長
「映像がない状態だと、やっぱりお客様から言われたら、申し訳ございません、プラスしてちょっと送りますとか、そういったことしかできないんですけど、映像を送ることで負荷が少しでも物流側の方で減るかなと」
「映像がない状態だと、やっぱりお客様から言われたら、申し訳ございません、プラスしてちょっと送りますとか、そういったことしかできないんですけど、映像を送ることで負荷が少しでも物流側の方で減るかなと」
(「グッド!モーニング」2025年10月16日放送分より)
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