高級ブランドの洋服やバッグ、限定のレアアイテムなど新品で何万円もするような商品が安いものは500円ほどで売られています。品ぞろえが充実している理由は、今はやりの新ビジネスと関係していました。
高級ブランド品も登場
週末、都内で行われたイベント。バザーを行っていたブースには、大勢の人が集まっていました。
商品は、洋服やバッグ、雑貨、おもちゃ、本など様々です。こちらの客が選んだのは…。
こちらのマッサージクッション。新品で買うと1万円近くするものです。
さらにこちらでは…。
「3000円」
「(Q.何を見ていた?)スニーカー見ていました。サイズが(自分と)一緒で安かった」
見つけたのは、きれいな状態のナイキのスニーカー。
商品を持って会計へ直行します。
この会場に並んだ商品は、およそ1000点。なかには、イタリア発の人気ブランド「アルマーニ・エクスチェンジ」のダウンコートや、女性に人気の「フルラ」のバッグ。「クリスチャンディオール」のネクタイも、500円と破格の安さです。
ひと味違う品ぞろえの理由は?
商品は高級ブランドだけではありません。
「仮面ライダーの写真を買った。父親へのお土産で、こういうの好きなので」
額に入った仮面ライダーのイラスト。値段は500円。
他にも、限定品として販売されていた商品や、レアなアイテムなど好きな人にはたまらないという品物も。
普通のバザーとはひと味違う品ぞろえの理由とは?
「今陳列している商品はすべてお客様から寄付いただいたもの。我々としては利益創出というのが目的ではなく、“保管品”を次の方に使っていただいて再活用していただくのが目的」
売上金は、すべて慈善団体に寄付されます。このバザーを主催しているのは、箱単位で荷物を預けられるトランクルームサービスを行っている会社。
サービスの利用者は専用ボックスに荷物を詰めて発送するだけ。手頃な料金に加え、パソコンやスマホで保管中の品物の出し入れを管理できるため、利用者が増加しています。
今回のバザーは、1年以上荷物を預けている利用者が保管品を見直し、寄付をしたものです。子ども服を寄付した人はこのように話します。
利用者は自分の持ち物をトランクルームに預けることで、改めて必要性を考えることができるといいます。「もったいない」という気持ちもあったようですが…。
倉庫に眠っていたものは、このバザーを通して、新たな持ち主の“たからもの”になりそうです。
(「グッド!モーニング」2025年10月20日放送分より)