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2025年10月27日 20:09

珈琲店で安い新米?こんなところに…

珈琲店で安い新米?こんなところに…
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 こんなところに新米が。意外な場所に売られているオトクな新米を見つけてきました。

一軒家に新米? 価格は…

 意外な場所に安いコメがあると聞いてやってきたのは、さいたま市の住宅街の一角。一軒家の中に新米が?

 入ってみると、焙煎(ばいせん)した豆が並び、見た目は完全にコーヒーショップ。コメを売っているとは思えません。

関根農珈 関根秀夫さん(50)
「(Q.コメを売っている?)ご用意いたします」
新米のコシヒカリ
新米のコシヒカリ

 店主が向かった先にあったのは、新米のコシヒカリ。

 実は店主の関根さん。コーヒー豆の販売をするかたわら、秋は実家の田んぼでとれた新米を販売しています。

「きっかけは、年齢と周りの農家が減っているのを感じていたから。父と母がやっていなければ(コメ農家を)やっていなかった」

 農家不足の助けになればと始めたコメとコーヒーの二刀流。注目なのは、新米の価格です。

地元の相場に合わせた良心価格
地元の相場に合わせた良心価格
「価格は5キロ3500円。スーパーより買い求めやすいと思う」

 コメの価格が5週ぶりに上昇するなか、この3500円は地元の相場に合わせた良心価格です。


「収穫は終わった?」
関根さん
「おかげさまで金曜日に」

 農作業の合間に店を開くため、営業日は不定期。収穫量も限られるため売り切れ次第終了。今年の分は、残りわずかだといいます。

「(客に)普段使うコメとコーヒーがありがたいと言われる。こちらの方がありがたい」

 さらに、新米は、こんな場所でも売られていました。

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ここで?オトクな新米発見

黄金温泉
黄金温泉

 北海道ニセコの近く、蘭越町にある黄金温泉。

室蘭から
「泡が『シュワー』。肌にまとわりつくような感じがすごくいい」

 この温泉、実は人気の秘密がもう一つ!


「おにぎりと」
スタッフ
「お風呂上がりで」
大きなおにぎり2個で500円
大きなおにぎり2個で500円

 そう!温泉客が決まって頼むのが新米のおにぎり。使われているのは、北海道のブランド米「ななつぼし」。この大きなおにぎり2個で500円です。

札幌から
「おいしい。ここのコメは本当においしい。ぜいたくです」

 そして受付では、特Aランクの「ゆめぴりか」と「ななつぼし」の新米を販売。価格は5キロで4000円台。大人気だといいます。

特Aランクの「ゆめぴりか」と「ななつぼし」
特Aランクの「ゆめぴりか」と「ななつぼし」
新米4キロ購入客
「ゆめぴりかとななつぼし」
「ここのらんこし米はおいしいと聞いているし。だからここのも食べてみようかなって」

 でも、なぜ温泉で新米を売っているのでしょうか?

本業はコメ農家
本業はコメ農家
林農場 林賢治さん
「こちらが水田。ここでコメを作っている」

 実は店主の林さん。本業はコメ農家なんです。

温泉を始めたきっかけは30年前
温泉を始めたきっかけは30年前

 温泉を始めたきっかけは30年前。先代が、冬場に稲用のビニールハウスをあたためようと地熱を利用するため温泉を掘ったこと。ところが…。

「もう少し(源泉の)温度が欲しかった。47〜8℃くらいの温度で。農耕用のビニールであたためると熱が足りない」

 しかし、先代は転んでもただでは起きません。自分が入るために浴槽を作ったところ、泉質の良さが評判となり、いつしか地域の人気スポットに…。

地域の人気スポットに
地域の人気スポットに
札幌から
「いい湯だ」

 温泉目当てで訪れ、新米の味にひかれる客も少なくないといいます。

東京からの常連客
「(Q.コメも売っているが)僕はいつも9月から発送してもらっている。お世話になった人には全部送っている。皆さんものすごくおいしいって言っている」

 冬は雪で閉鎖されるため、温泉の営業は今月いっぱいまで。

林さん
「コメの販売をメインでやっているので、温泉好きな人が集まってくれれば幸いと思って、また来年も頑張りたい」

林農場でお米買いたい人はこちら
090-6210-2654

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