こんなところに新米が。意外な場所に売られているオトクな新米を見つけてきました。
一軒家に新米? 価格は…
意外な場所に安いコメがあると聞いてやってきたのは、さいたま市の住宅街の一角。一軒家の中に新米が?
入ってみると、焙煎(ばいせん)した豆が並び、見た目は完全にコーヒーショップ。コメを売っているとは思えません。
「(Q.コメを売っている?)ご用意いたします」
店主が向かった先にあったのは、新米のコシヒカリ。
実は店主の関根さん。コーヒー豆の販売をするかたわら、秋は実家の田んぼでとれた新米を販売しています。
農家不足の助けになればと始めたコメとコーヒーの二刀流。注目なのは、新米の価格です。
コメの価格が5週ぶりに上昇するなか、この3500円は地元の相場に合わせた良心価格です。
「収穫は終わった?」
関根さん
「おかげさまで金曜日に」
農作業の合間に店を開くため、営業日は不定期。収穫量も限られるため売り切れ次第終了。今年の分は、残りわずかだといいます。
さらに、新米は、こんな場所でも売られていました。
ここで?オトクな新米発見
北海道ニセコの近く、蘭越町にある黄金温泉。
「泡が『シュワー』。肌にまとわりつくような感じがすごくいい」
この温泉、実は人気の秘密がもう一つ!
「おにぎりと」
スタッフ
「お風呂上がりで」
そう!温泉客が決まって頼むのが新米のおにぎり。使われているのは、北海道のブランド米「ななつぼし」。この大きなおにぎり2個で500円です。
「おいしい。ここのコメは本当においしい。ぜいたくです」
そして受付では、特Aランクの「ゆめぴりか」と「ななつぼし」の新米を販売。価格は5キロで4000円台。大人気だといいます。
「ゆめぴりかとななつぼし」
「ここのらんこし米はおいしいと聞いているし。だからここのも食べてみようかなって」
でも、なぜ温泉で新米を売っているのでしょうか?
「こちらが水田。ここでコメを作っている」
実は店主の林さん。本業はコメ農家なんです。
温泉を始めたきっかけは30年前。先代が、冬場に稲用のビニールハウスをあたためようと地熱を利用するため温泉を掘ったこと。ところが…。
しかし、先代は転んでもただでは起きません。自分が入るために浴槽を作ったところ、泉質の良さが評判となり、いつしか地域の人気スポットに…。
「いい湯だ」
温泉目当てで訪れ、新米の味にひかれる客も少なくないといいます。
「(Q.コメも売っているが)僕はいつも9月から発送してもらっている。お世話になった人には全部送っている。皆さんものすごくおいしいって言っている」
冬は雪で閉鎖されるため、温泉の営業は今月いっぱいまで。
「コメの販売をメインでやっているので、温泉好きな人が集まってくれれば幸いと思って、また来年も頑張りたい」
林農場でお米買いたい人はこちら
090-6210-2654









