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小型船によるスルメイカの量が、漁獲可能な量を早々に上回ってしまったため、漁師が今漁に出られない状態が続いている問題で、青森県の宮下宗一郎知事が漁獲可能量を増やすよう、水産庁に要望しました。
「漁師助けて」青森知事訴え
日本橋イカセンター スタッフ
「アオリイカ、ケンサキイカに頼るしかない。今まではスルメイカがありましたけど、もう取ることができないので大ダメージ、大打撃ですね。売り上げにも響いてきますよね」
「アオリイカ、ケンサキイカに頼るしかない。今まではスルメイカがありましたけど、もう取ることができないので大ダメージ、大打撃ですね。売り上げにも響いてきますよね」
イカ料理を提供している都内の飲食店。通常、この時期は「スルメイカ」を多く扱っているといいますが。いけすにいたのは 「アオリイカ」です。
客
「スルメイカがおいしいので残念です。きょうのイカもおいしいんですけどやっぱりスルメイカが食べたい」
「スルメイカがおいしいので残念です。きょうのイカもおいしいんですけどやっぱりスルメイカが食べたい」
近年、スルメイカは不漁が続いていましたが、今年は黒潮の大蛇行が終息し、群れが多く生き残った可能性があることから豊漁になりました。
しかし、小型船に割り当てられた漁獲可能量を上回ったため、政府は来年3月末までの漁の停止を決めました。
漁獲可能量に制限を設けた1998年以降、スルメイカ漁の停止命令が出されるのは初めてです。
漁業関係者から不満の声が上がるなか、青森県の宮下宗一郎知事は、漁獲可能量の増枠を訴えました。
「漁師の生活、それから産業を守ることは非常に重要ですから継続して訴えていきたい」
地元の漁業関係者はこう話します。
八戸魚市場 川村嘉朗社長(24日)
「(時期が過ぎると)南の方に(イカが)南下してしまうものですから、取ろうと思った時にはいない。今すぐ(枠を)欲しいというのが我々の願い」
「(時期が過ぎると)南の方に(イカが)南下してしまうものですから、取ろうと思った時にはいない。今すぐ(枠を)欲しいというのが我々の願い」
豊漁なのにもかかわらず、スルメイカが1匹も入ってこないという異例の事態。先程の飲食店では現在、冷凍のスルメイカを提供していますが、ストックもかなり減ってきているといいます。
日本橋イカセンター スタッフ
「スルメイカを求めてご来店されるお客様、そういうお電話もちょうだいしますので、その時にやっぱりスルメイカがご提供できないというのはすごく心苦しいですし。店舗運営としても売り上げに直結してくる問題なので、そこはもうなるべく早めに、できるだけ早く(漁獲量を)緩和してほしい」
「スルメイカを求めてご来店されるお客様、そういうお電話もちょうだいしますので、その時にやっぱりスルメイカがご提供できないというのはすごく心苦しいですし。店舗運営としても売り上げに直結してくる問題なので、そこはもうなるべく早めに、できるだけ早く(漁獲量を)緩和してほしい」
(「グッド!モーニング」2025年10月29日放送分より)
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