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子どもに好きな物を買ってあげたいと願う25歳の母親が、タクシードライバーへの転職を決意しました。年収は120万円アップし、新生活に期待を膨らませています。
シングルマザー「子どものため」
制服姿でタクシーの隣に立ち、笑顔を見せる女性。来年、タクシードライバーとしてデビューする予定の鈴木明日美さん(25)です。
シングルマザーでもある鈴木さん。以前は人材紹介の事務職としてフルタイムで働いていました。
「(前職の時は)延長保育して、朝の7時半に預けて、夜の7時半に迎えに行くので。(子ども)本人も結構疲れて風邪とかひきやすかった。私も朝早いし、夜遅いし、結構大変でした」
忙しさもさることながら、つらかったのは稼ぎが少なく、子どもに我慢してもらう場面が多かったことだといいます。
「(収入は)結構、厳しかったですね。男の子なので成長が早く、靴とか服とかもころころサイズが変わって買い替えたり。誕生日とかプレゼントを買う時に、これ高いからこっちにした方が良いかなという考えになり、本人の本当に欲しい物が買えなかった」
当時の手取りはおよそ20万円。節約が欠かせない生活でした。
「特売日とか、ちょっと遠いけど安いスーパー。2週間分くらいスーパーで買いだめして、下味冷凍を作ってます」
大好きなコーヒーを外で買うことは控え、家で作ったコーヒーを会社に持参する日々。「少しでも生活を楽にしたい」と考えた鈴木さんは一念発起します。
事務職を退職し、今月からタクシードライバーに転職。現在は業務に必要な2種免許の取得に向けて、会社の費用で教習所に通っています。
「運転自体も好きですし、車自体も結構好き。日勤だけの会社もあると教えていただいて。自分の頑張り次第で給与が上がると説明を受けて、タクシーのドライバーに興味を持ったのがきっかけ」
以前と同じ程度の勤務時間で、年収は120万円上がり500万円程度が見込めるといいます。
「全然、前職より大幅に上がってて、これだったらだいぶ余裕もできるかな」
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          「条件次第で現場職も」7割回答
転職業界を取材すると、最近は鈴木さんのように事務職から現場職に転職する人が増えていることが分かりました。
転職サイト運営「クロスマイル」
笹原稜マネージャー
「物価高の影響もあり、現場職の賃金等も上がっている。現場職がきつくて、給料が安いようなイメージを持たれる方も多いと思うが、今は逆にいうと稼げる仕事になってきているし、需要も高くなっているので、転職先としては入りやすい業界になってきている」
笹原稜マネージャー
「物価高の影響もあり、現場職の賃金等も上がっている。現場職がきつくて、給料が安いようなイメージを持たれる方も多いと思うが、今は逆にいうと稼げる仕事になってきているし、需要も高くなっているので、転職先としては入りやすい業界になってきている」
こちらの企業が事務職のおよそ500人にアンケートを行ったところ、7割が「条件次第で現場職への転職はあり」と回答。現場職が以前より身近な職業になっているようです。
鈴木さんの転職先のタクシー会社では、16人の女性ドライバーが活躍中。女性が働きやすい環境を整えています。
東京協同タクシー 船橋大藏社長
「子育てしている女性の方々の苦労は分かっているので、その子にあったシフト作りであったり、女性ならではの体調の悪さ、片頭痛とかもあるし、そういったところも柔軟に、そういうなかで女性たちが働きやすい職場と思っていただければうれしい」
「子育てしている女性の方々の苦労は分かっているので、その子にあったシフト作りであったり、女性ならではの体調の悪さ、片頭痛とかもあるし、そういったところも柔軟に、そういうなかで女性たちが働きやすい職場と思っていただければうれしい」
鈴木さんは早ければ年明けから、タクシードライバーとして都内を走り始める予定です。
「今回タクシー会社の方に転職して、子どものやりたいことを優先したり、時間の融通とかを聞いていただけるので。そこでたくさん稼いで、子どものために頑張りたいと思います」
(「グッド!モーニング」2025年11月4日放送分より)
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