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スキマバイトのアプリを活用して働く60歳以上のシニア世代が倍増しています。豊富な経験を生かして、若者と共に仕事を楽しむ姿も見えてきました。
「客の笑顔見たい」生きがい
東京・新橋にある居酒屋「赤提灯」。ホールスタッフの晴美さん(61)はテキパキと注文を取り、まるで名物女将のようですが、隙間時間に単発で働くスキマバイトです。
晴美さんは長年、飲食店で働いてきました。しかし、コロナ禍で店が休業になりました。今は別の仕事をしていますが、長年続けた接客の仕事もしたいと考え、スキマバイトアプリに登録しました。
「接客が好きなので、お客様の笑顔が見たくて。ここが自分の居場所なんだという気持ちで、バイトだがやっている」
社員(29)
「私たちが(晴美さんたちから)学ばせていただくこともたくさんある。むしろ、こちらが元気をもらっている」
「私たちが(晴美さんたちから)学ばせていただくこともたくさんある。むしろ、こちらが元気をもらっている」
上野翔店長
「当店では今、延べ1900人がスキマバイトとして就業している。大体、その2割ぐらいが50代、60代の方」
「当店では今、延べ1900人がスキマバイトとして就業している。大体、その2割ぐらいが50代、60代の方」
アプリに登録する60歳以上のワーカーは年々増加していて、前年に比べて倍増しています。
年金だけでは生活できず
68歳の男性・水谷秀明さんはこの日、渋谷のダイソーで品出しのスキマバイトです。
「人の役に立てる、お店にも協力できて、お客様にも品薄にならないように。せっかく買いに来てもらって、品物がないと悲しいじゃないですか」
大創産業 グローバル人事部 田所康太さん
「THEベテランというところが、非常に強い。どの業務も落ち着いて対応していただいているところが、非常に大きい。店舗としては非常に助かっている」
「THEベテランというところが、非常に強い。どの業務も落ち着いて対応していただいているところが、非常に大きい。店舗としては非常に助かっている」
水谷さんは、65歳の定年まで大手スーパーなどで勤務。現在は年金を受け取りながら、スキマバイトを続けています。ちなみに、この日は3000円の給料を手にしました。
「(Q.スキマバイトで“即日3000円”はどうか?)助かります。それの積み重ねなので、私たちは。やはり年金だけではなかなか生活ができない。とにかく頑張るしかないので、頑張ります」
(「グッド!モーニング」2025年11月10日放送分より)
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