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10月からポイントを付けることが禁止された「ふるさと納税」。イベントを取材すると、新たな動きが始まっていました。
自治体も手探り状態
この週末に開催された国内最大級のふるさと納税イベント。全国から163の自治体が集まりました。
毎年この時期は年末前の駆け込みで盛り上がりますが、今年は様子が違います。
大阪・泉佐野市 担当 塩見健さん
「ポイント付与が禁止された中の『ふるさと納税』というのは、私も含めて自治体は初めての環境なので、10月になってから“手探り”状態」
「ポイント付与が禁止された中の『ふるさと納税』というのは、私も含めて自治体は初めての環境なので、10月になってから“手探り”状態」
現場では、新たな需要の掘り起こしも始まっていました。
端数調整で最後までお得に
10月以降、ポータルサイト独自のポイントが禁止されたふるさと納税。現場では、さまざまな影響が出ていました。
兵庫・朝来市 担当 足立鉄宏さん
「(駆け込みが)忙しかったですね。9月だけでいうと、大体2.5倍ぐらいの水準。かなりバタバタしているような状況でした」
「(駆け込みが)忙しかったですね。9月だけでいうと、大体2.5倍ぐらいの水準。かなりバタバタしているような状況でした」
兵庫県朝来市では、返礼品のコメも9月半ばに「在庫切れ」が起きたそうです。一方で、10月以降は…。
「10月は前年度に比べると、40%から50%の間ぐらいに落ち込んでおります」
しかし、イベントに来た人に話を聞くと、意外なニーズもありました。
60代
「あと4万円ほど残しています。きょうここを見てから使おうかと思って」
「あと4万円ほど残しています。きょうここを見てから使おうかと思って」
50代
「『いいな』ってところあれば、最後の残りの分を納めたいと思っています」
「『いいな』ってところあれば、最後の残りの分を納めたいと思っています」
ふるさと納税の限度額を超えないように残していた人や、賃上げで寄付できる額が増えた人など、少額でもお得な返礼品を探そうとする人たちがいました。
1万円を超えるトイレットペーパーなどが人気の静岡県富士市。中には、数千円でできる寄付もあります。
今後はより低価格の寄付金で魅力的な返礼品を用意できると、アピールしたいと話します。
静岡・富士市 担当 池田智晴さん
「9月に寄付した方にリピートしてもらえるような細かい商品とか、枠内の端数調整ができる商品を前面に出していければいいかなと」
「9月に寄付した方にリピートしてもらえるような細かい商品とか、枠内の端数調整ができる商品を前面に出していければいいかなと」
(「グッド!モーニング」2025年11月10日放送分より)
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