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物価高騰の波は今が旬のリンゴにも及んでいます。そんな中、見た目や形に訳ありのリンゴが割安なことから人気を集めています。
リンゴ価格 年々上昇
70代
「高いですよ」
「高いですよ」
30代
「ちょっと高くて、あんまり手が出ない感じ」
「ちょっと高くて、あんまり手が出ない感じ」
真っ赤に色づいたリンゴ。しかし、その価格は年々上昇しています。
アキダイ 秋葉弘道社長
「10年くらい前と比べると(価格が)ずいぶん変わった。1パック(3個)税込みで645円。(1個)大体120円くらいだったが、1個200円ちょっとしています」
「10年くらい前と比べると(価格が)ずいぶん変わった。1パック(3個)税込みで645円。(1個)大体120円くらいだったが、1個200円ちょっとしています」
実際にリンゴの卸売り価格は、1キロあたり400円以上。5年前と比べて100円近く上昇しています。名産地、青森県のリンゴ農家を取材すると…。
赤石農園 吉川和亨さん
「一番大きいところとしては、リンゴの(生産)量自体が減っている。生産者そのものが減少している。やっぱり、生産者の高齢化と後継者が少ない。もちろん生産にかかる費用が上がっているというのもある」
「一番大きいところとしては、リンゴの(生産)量自体が減っている。生産者そのものが減少している。やっぱり、生産者の高齢化と後継者が少ない。もちろん生産にかかる費用が上がっているというのもある」
青森県のリンゴの収穫量も、年々減少傾向になっています。需要は変わらずに高いことから、価格の上昇につながっています。
「訳ありリンゴ」に注文殺到
そんななか、人気となっているのが「訳ありリンゴ」です。傷ものや小ぶりのものなど、通常のリンゴと同じ価格で売ることができないリンゴが、「訳ありリンゴ」として販売されています。
吉川さん
「今まさに注文がたくさんきているような状況。訳ありリンゴをいくつか種類で出しているんですが、200件、300件と1カ月で注文入っている」
「今まさに注文がたくさんきているような状況。訳ありリンゴをいくつか種類で出しているんですが、200件、300件と1カ月で注文入っている」
枝から落ちると、衝撃で実が崩れてしまうことがあるミカンやブドウと違い、硬さがあるリンゴはキズがつくだけで味は変わりません。そのため、傷ものも人気だといいます。
小ぶりの訳ありリンゴを詰め合わせた、この商品。4.5キロ分も入っていて、価格は送料込みで2880円です。最大30個入っているため、1個当たりの価格は96円ほど。
吉川さん
「枝とか木にぶつかって擦れたリンゴは傷がついてしまう。虫による影響とか、外側がザラザラしてしまったりとか、そういったものが訳ありになります」
「枝とか木にぶつかって擦れたリンゴは傷がついてしまう。虫による影響とか、外側がザラザラしてしまったりとか、そういったものが訳ありになります」
気になるのは味ですが、同じ農家で収穫された、通常のリンゴと訳ありリンゴを食べ比べてみると…。
通常のリンゴはシャキシャキとみずみずしく、訳ありリンゴもシャキシャキとしていて甘さもしっかりとしていて、あまり違いがないといいます。
見た目以外には、大きな違いがないという訳ありリンゴ。農家は、多くの人に本場・青森のリンゴを味わってほしいと話します。
吉川さん
「味を確かめるみたいな意味合いで、訳ありリンゴをご購入いただいて、贈答用のものを買おうというお客様も結構いる。もちろん訳あり以外のリンゴも食べてもらいたいですけれども、まずは食べてもらうことがないと始まらない」
「味を確かめるみたいな意味合いで、訳ありリンゴをご購入いただいて、贈答用のものを買おうというお客様も結構いる。もちろん訳あり以外のリンゴも食べてもらいたいですけれども、まずは食べてもらうことがないと始まらない」
(「グッド!モーニング」2025年11月18日放送分より)
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