師走並みの冷え込みが続いています。今年も光熱費を気にしながら過ごす「我慢型の節電」が主流となりそうです。そうしたなか、断熱材を使った商品が飛ぶように売れています。
「我慢型の節電」主流
各地で雪が積もり、福島県では今シーズン初めての積雪が観測された所もあった19日。東京都心も強い寒気の影響で冷え込み、5.1℃を観測しました。
本格的な寒さの到来で、気になるのは光熱費の上昇です。
「暖房をまだつけていなくて。少し寒いんですけど、上着を着て頑張っています。我慢できる範囲は我慢しようと思っています」
冬の電気代に関する調査によると、節電方法で「厚着をして暖房器具の使用を控える」と答えた人は26.3%と最も多く、「我慢型の節電」が主流となっています。
そこで、今注目されているのが、寒さを遮断する“断熱”素材を使った商品です。
「『断熱カーテンライナー』という商品になりまして、普段お使いのカーテンの所に、1枚窓ガラスとカーテンの間に挟んで使っていただくと、断熱の効果がある」
窓からの冷気をカットし部屋の暖かさを守るというこの製品。節電対策コーナーで、最も人気が高いといいます。
他にも、立てるだけで窓際の温度が2.5℃ほど上がる商品も人気で、コーナーの売り上げは前の年の同じ時期と比べて1.2倍多くなっています。
“着る断熱材”10万着ヒット
一方で、今“着る断熱材”にも関心が高まっています。
「『エックスシェルター』といって、かなりあったかくなる」
こちらの夫婦が探していたのは、断熱シートが使用された手袋です。
他にも、外の冷気を遮り、衣服内の熱を逃がさない断熱シート入りのジャケットやパンツも人気です。
「(Xシェルターシリーズの)上着を通勤用に持っています。きょうはエックスシェルターのパンツを1枚買って。かなり信頼しています」
なかでも、今年新たに開発された断熱性と伸縮性を兼ね備えた新シートを使用した商品は、発売からわずか2カ月半で10万着を売るヒットとなりました。
どのくらい暖かいのかサーモグラフィーで確認してみると、なにも羽織っていない時の表面温度は17℃でしたが、ジャケットを着用して5分ほどで、表面温度は3℃も上昇しました。
暖房を控えて厚着で過ごす人が増えるなか、このストレッチ性の高いジャケットは室内用として購入する人も多いといいます。
「電気代が上がってきたこともあって、そういう声(家でも着ている)をちょうだいすることはあります。寒暖差が激しい日本にピッタリかなと思います」
(「グッド!モーニング」2025年11月20日放送分より)







