元鉄道の運転士も驚いた“あるモノ”が販売されている。
「正直ちょっとびっくり。よく出したなという。相当な覚悟を持っていないと買えないもの」(元京王電鉄運転士・鉄道タレント 響丈氏)
それは、「自動改札機」だ。自動改札機は、乗車券やICカードを自動で読み取り、運賃の精算を行う機械。これにより鉄道側は人員の削減、利用者側は時間の削減とウィンウィンになっている。手で一枚一枚、切符を切っていた風景は知らない世代も多いかもしれない。
そんな自動改札機が一般に販売されている。販売するのは相模鉄道。実は、2014年から相模鉄道で実際に使用されていたものだという。自動改札機の更新工事に伴い不要になったため、いわゆる「払い下げ」として提供されている。
今回は、ICカードをタッチする部分など、セキュリティーに関連するパーツは取り外して販売。そのため電源は入らず、動かしたい場合は自分で整備が必要となる。
響氏によると、使い方は様々だという。「例えば、部屋の入り口に置いて自分の部屋を駅に見立てたり、鉄道がモチーフのお店をやっている方で、入り口に置いて駅っぽさを出すなど。私は鉄道系の専門学校で先生もやっているので、教室の入り口に置いたりとか、教材としてはすごく魅力的なもの」。
通常なら、機能によって異なるが1台700万円から1500万円ほどする自動改札機が、今回、お値打ち価格の1台20万円で販売されている。2台とも購入すれば夢の通路が完成する。重さは2台セットで400キロほどだ。販売の条件は、「自力で引き取りに来られる方」そして「マスコミ取材も可能な方」となっている。
「本物と同じような動きをさせるのは、相当な技術、知識がないとできないことだと思う。相当な覚悟を持っていないと買えないもの。ものすごい改札マニアみたいな方じゃないと、なかなか手が出にくいのではないか」(響氏)
応募多数の場合は抽選で、応募期限は11月24日まで。11月20日時点で、すでに7件の応募があるという。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
