経済

グッド!モーニング

2025年11月29日 13:10

ブラックフライデー 事前値上げで安く見せかけも 消費者庁「注文前に比較を」

ブラックフライデー 事前値上げで安く見せかけも 消費者庁「注文前に比較を」
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 この週末は多くの企業がブラックフライデーセールを展開しています。お手頃な商品が多い一方で、安くなっていると見せかける事前値上げに注意が必要です。

ツルハHD子会社に措置命令 値下げ前の価格確認できず

消費者庁
「株式会社ツルハグループマーチャンダイジングに対し、景品表示法に違反する行為が認められたことから、措置命令を行いました」
通常価格で販売した実績が一定期間確認できず
通常価格で販売した実績が一定期間確認できず

 ドラッグストア大手のツルハホールディングスの子会社は、自社の通販サイトにおいて特売セールと銘打ちながら、498円で売られていたハンドソープを「通常価格」が612円、「特別価格」で498円と表示。「通常価格」で販売した実績が一定期間確認できなかったため、消費者庁から再発防止などを求められました。

ツルハグループマーチャンダイジング
ツルハグループマーチャンダイジング
ツルハグループマーチャンダイジング
「当社は本命令を厳粛に受け止め、再発防止策を徹底してまいります」

ブラックフライデーで特別価格

ブラックフライデー
ブラックフライデー

 この週末は、様々な商品が特別価格になるブラックフライデー。大型ショッピングモールとECサイトでは、家電や化粧品、おもちゃなどが幅広く値下げされています。

セブン−イレブン
セブン−イレブン

 セブン−イレブンでも初の試みとして、日替わりで“揚げ物の半額セール”を開催中です。また、大手航空会社では国内線・国際線のお得に旅行ができるキャンペーンを行っています。

大手航空会社でも
大手航空会社でも
20代
「ブラックフライデー、普段より安いので、コスメとかが大好きなので、コスメをたくさん買えたりしてうれしい」
30代
「お得になる、良い習慣というか、良い機会だと感じはします」
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事前値上げで割引率高く設定 有利誤認も

事前値上げに注意
事前値上げに注意

 ただ、インターネットショッピングでは、ある落とし穴が。それは「事前値上げ」です。

86%引き
86%引き

 例えば、あるスーツケースはネット通販サイトで参考価格3万9800円から86%引きの5680円で販売されています。

価格履歴 スーツケース
価格履歴 スーツケース

 ただ、この商品の値段の動きを確認してみると、セールが始まる6日前は5680円。それが5日前になると3万9800円に跳ね上がります。そして、その日のうちに6980円に急降下。セール当日には5680円と元に戻っていました。

 つまり、セール前に表示されていた最高値の3万9800円が参考価格として表示され、セール時には値引き率86%と大幅に値下げしたかのようにしていました。セール期間前に事前値上げをして、割引率を高く見せようとしているのでしょうか。

 販売元に連絡してみましたが、現在使われていない番号とのことでつながりませんでした。

価格履歴 モバイルバッテリー
価格履歴 モバイルバッテリー

 他にもこんなケースがあります。あるサイトが売り出したモバイルバッテリー、もともと3399円でしたが、セールの直前、たった1時間だけ3万899円と表示されました。そしてセールになると、3399円と元通りの値段になり、割引率は89%とうたっていました。

Authense法律事務所 森中剛弁護士
Authense法律事務所 森中剛弁護士

 こういった事前値上げにより割引率を高く見せることは法的に問題ないのでしょうか。

Authense法律事務所 森中剛弁護士
「不当な二重価格表示という問題で、不当景品類及び不当表示防止法に違反する可能性がある」

 価格や取引条件を有利に見せかける有利誤認表示という問題にあたる可能性があると専門家は指摘します。

「注文前に比較を」
「注文前に比較を」

 こういった表示にだまされないようにするためにどうすればよいのでしょうか。

国民生活センター 担当者
「セールだからといって安易に注文しないということが大事。注文する前に相場を調べて他のサイトと比較するなどして、納得してから注文するということが大切になる」

(「グッド!モーニング」2025年11月29日放送分より)

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