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リチウムイオン電池による火災が過去最多のペースで増えています。危険な電池の3つの見分け方を専門家に聞きました。
危険な電池の3つの見分け方
凄まじい勢いで吹きあがる炎。突然の炎上は、空飛ぶ航空機の中でも。燃えているのは、いずれも「リチウムイオン電池」を使った製品です。
80代
「(Q.リチウムイオン電池は持っている?)持っていない」
「(Q.スマートフォンは持っている?)スマホは持っている」
「(Q.スマートフォンにも(リチウム電池が)入っている)」
「(Q.リチウムイオン電池は持っている?)持っていない」
「(Q.スマートフォンは持っている?)スマホは持っている」
「(Q.スマートフォンにも(リチウム電池が)入っている)」
NITE製品安全広報課 宮川七重課長
「リチウムイオン電池を搭載した製品の火災事故は年々増えている」
「リチウムイオン電池を搭載した製品の火災事故は年々増えている」
東京都内でも「リチウムイオン電池製品」が関わる火災は、10年連続で増加。特に、去年の同時期をすでに大きく上回る数字が出た今年は、過去最多を更新するペースとなっています。
女性
「リチウムイオンってどういうものか分からない。リチウムイオンが入っていると言っても見たことないから。どういうものに使われている?」
「リチウムイオンってどういうものか分からない。リチウムイオンが入っていると言っても見たことないから。どういうものに使われている?」
まず、街の人が気になっていたのは「リチウムイオン電池を使った製品とは何か?」という疑問です。
宮川課長
「スマートフォン、モバイルバッテリー、ノートパソコン、カメラ、電動歯ブラシ、ハンディーファン、ワイヤレスのイヤホンに使われています。コードレスの掃除機にも使われていますね」
「スマートフォン、モバイルバッテリー、ノートパソコン、カメラ、電動歯ブラシ、ハンディーファン、ワイヤレスのイヤホンに使われています。コードレスの掃除機にも使われていますね」
こうした製品を使用する際には、確認すべき3つの「危険なサイン」があるといいます。
宮川課長
「まずは『変形・膨らんでいる』というのが危険の一つ。そして『高温・電源が切れる』。温度が高くなってきていると場合によっては触れないくらい高くなってしまう。そちらも危ない兆候。あるいは使っていて途中で電気が勝手に切れてしまうとか。あと気を付けていただきたいのが、『落下したことがある』製品。中に衝撃がいって傷ついている場合がある。電池の中がショートして、異常発熱して膨らんできてという悪循環になる場合がある」
「まずは『変形・膨らんでいる』というのが危険の一つ。そして『高温・電源が切れる』。温度が高くなってきていると場合によっては触れないくらい高くなってしまう。そちらも危ない兆候。あるいは使っていて途中で電気が勝手に切れてしまうとか。あと気を付けていただきたいのが、『落下したことがある』製品。中に衝撃がいって傷ついている場合がある。電池の中がショートして、異常発熱して膨らんできてという悪循環になる場合がある」
リチウムイオン電池の捨て方は?
さらに、利用者が悩んでいたのが…。
40代
「捨て方が分からない。いつもはどこかに持っていく形になると思うけど、結局捨てられなくてたまっちゃう」
「捨て方が分からない。いつもはどこかに持っていく形になると思うけど、結局捨てられなくてたまっちゃう」
衝撃によって発火の危険があるリチウムイオン電池。燃えるごみなどに混ぜることはもってのほかですが、安全な捨て方が十分に知られていない現状もあります。
戸田市役所 環境課 細井高行課長
「リチウムイオン電池を入れるための回収袋」
「リチウムイオン電池を入れるための回収袋」
埼玉県・戸田市と蕨市では、週に1度ごみ集積所でリチウムイオン電池を回収。年末の大掃除を前に、廃棄の方法を周知するため袋の配布も始めました。
一方、集積所では回収せず、捨てる際は指定のボックスへの持参を求める自治体も多くあります。市区町村のルールを確認することが必要です。
また、年末年始を前に、日本航空は2日にリチウムイオン電池を使ったモバイルバッテリーが機内で発火した場合の対応を公開しました。
モバイルバッテリーのルールとして、「機内の預け入れ荷物に入れないこと」、「手荷物で持ち込む場合も、座席の上の収納棚に入れないこと」などを呼び掛けています。
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