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スパイスの香りと炭火の炎。今、カリブ海の屋台料理がじわりと人気を集めています。
ドラム缶で豪快に焼きあげ
東京・渋谷区にあるレストラン。午後7時を過ぎると、すぐに満席になります。客の目当ては「ジャークチキン」です。
ジャークチキンとは、カリブ海のジャマイカを代表する屋台料理で、ジャークとは「スパイスで味つけして調理する」という意味です。
作り方は、タイムやナツメグ、シナモンなど数十種類のスパイスやハーブを鶏肉に漬け込み、一晩寝かせて味と香りをじっくり染み込ませます。
そして「ジャークパン」と呼ばれるドラム缶を使い、炭火で豪快に焼きあげます。
付け合わせは、ココナツミルクで炊いた豆ごはん。ジャークチキンのスパイシーさをまろやかにしてくれます。
来店客
「カリカリでスパイシーです。ドラム缶のモクモク具合がクセになります」
「カリカリでスパイシーです。ドラム缶のモクモク具合がクセになります」
「多国籍料理同好会」で集まった人たちが、記念すべき第1回の食事会で選んだのがジャマイカ料理でした。
多国籍料理同好会 メンバー
「(Q.ジャマイカ料理食べに?)(ジャークチキンが)ポピュラー料理と聞き、食べに行こうと」
「まだまだ食べます」
「(Q.ジャマイカ料理食べに?)(ジャークチキンが)ポピュラー料理と聞き、食べに行こうと」
「まだまだ食べます」
グッドウッドテラス 渡邉陸副店長
「去年と比べ、来客数は3割くらい増えた。外国人客がいっぱい来た。万博とかでジャマイカのことが認知されて、そこから食文化に興味を持っていただくことが多く、そういうのもきっかけなのではないか」
「去年と比べ、来客数は3割くらい増えた。外国人客がいっぱい来た。万博とかでジャマイカのことが認知されて、そこから食文化に興味を持っていただくことが多く、そういうのもきっかけなのではないか」
日本人の味覚に変化?
物価高を背景に、豚肉や牛肉と比べて鶏肉が比較的安価なことも、ジャークチキンの人気を高めている理由です。
ぐるなびによると、ジャークチキンを扱う飲食店はこの1年間でおよそ40店舗増え、全国でおよそ280店舗に達したということです。
ぐるなび 飲食店メディア化事業推進部
山本瑛美さん
「ここまで改めて注目されるのは、トレンドを追いながら意外だった。記録的な猛暑が続いて(秋や冬でも)味覚のニーズが結構刺激的なものに変わってきている。今後より色々な国のスパイシーな料理が注目されていくと思う」
山本瑛美さん
「ここまで改めて注目されるのは、トレンドを追いながら意外だった。記録的な猛暑が続いて(秋や冬でも)味覚のニーズが結構刺激的なものに変わってきている。今後より色々な国のスパイシーな料理が注目されていくと思う」
(「グッド!モーニング」2025年12月4日放送分より)
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