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警報級のインフルエンザが猛威を振るうなか、身近な感染予防策の一つとして加湿器の需要が急速に伸びています。国内の加湿器メーカーには注文が相次ぎ、急きょ増産態勢を整えて対応にあたっています。
国内メーカー 出荷量を1.5倍に
去年より1カ月早く流行入りし、先月末の1週間で17万人以上が感染しているインフルエンザ。警報レベルの高い水準が続いています。
感染が拡大しやすいとされる新たな変異株「サブクレードK」が猛威を振るうなか、予防策として購入する人が増えているのが「加湿器」です。
50代
「今年、加湿器に特化したものを買ったので、すごく加湿しています。(加湿器を)買ったの先月です。毎日使ってます」
「今年、加湿器に特化したものを買ったので、すごく加湿しています。(加湿器を)買ったの先月です。毎日使ってます」
30代
「子どもも家に帰ってきたら手洗いうがいをして。加湿器を今部屋に置いていて、そこでちょっと対策してる。自分が学校の教員をしているんですけど、学級閉鎖とかになっちゃうので」
「子どもも家に帰ってきたら手洗いうがいをして。加湿器を今部屋に置いていて、そこでちょっと対策してる。自分が学校の教員をしているんですけど、学級閉鎖とかになっちゃうので」
「高い湿度」に弱いインフルエンザウイルス。医師によると、感染を予防するためには、室温20℃以上、湿度50%以上が推奨されています。
インフルエンザの早期の流行で、加湿器の国内シェア首位のメーカーは、出荷量を去年のおよそ1.5倍に。生産体制も急きょ強化しました。
加湿器を製造するダイニチ工業 広報担当者
「もっと後に生産する予定を前倒して。普段、別の部署で働いている社員が製造ラインに応援という形で行って作業している」
「もっと後に生産する予定を前倒して。普段、別の部署で働いている社員が製造ラインに応援という形で行って作業している」
急激な需要の高まりに対しては、国内生産が強みを発揮します。
「海外で生産していると、生産の計画を変更するのもなかなかすぐにはできない。弊社は新潟県内で製造しているので、需要の急な増加にもすぐに対応できるような連携の体制をとっている」
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「手入れが簡単」「省エネ」が売れ筋
都内の家電量販店でも、加湿器の売り上げが伸びています。
ビックカメラ有楽町店 深川加奈さん
「インフルエンザの流行が早くなっているので、その影響で購入される方が多く来店されている」
「インフルエンザの流行が早くなっているので、その影響で購入される方が多く来店されている」
中でも人気なのが「手入れが簡単なタイプ」です。
「こういう形で取り出せるようになっているので、水道に直接持っていって、水をこのまま直接入れて、このまま加湿器の中に入れて、ここで操作するような形。お手入れがちょっと面倒という方だったり、楽に加湿器を使いたい方にお勧めの商品」
水を加熱して湯気を放出するスチーム式の加湿器。給水時にはバケツの部分を取り出すことができます。フィルターが付いていないため、面倒な手入れは不要です。
もう1つ人気なのが「省エネタイプ」。こちらは、フィルターが付いている気化式の加湿器です。気化式は水を送風で気化させて加湿するため、電気代をひと月あたり、およそ60円まで抑えることができます。
「出てくる風が冷たい風になっているので、やけどの注意があまりない。小さいお子様がいる家庭だったり、ペットを飼っている方にお勧め」
(「グッド!モーニング」2025年12月9日放送分より)
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