年末が近づいてきましたが、皆さん、大掃除の準備はできているでしょうか。
何かと大変な大掃除ですが、楽をして家中をピカピカにするコツがあります。
特に手間がかかるキッチンの掃除の仕方を、お掃除のプロに教えてもらいます。
■年末大掃除 夫婦の意識に違い 手間かかる場所 第1位は…
大掃除をする前に知っておきたいデータがあります。
配偶者への大掃除についての満足度という調査があります。
夫は、妻に対して、90%以上が満足していて、妻に不満を持っているのは8. 9%です。
一方で、妻は、約75%が満足していますが、25. 4%が夫に不満を持っています。
夫への不満の声です。
「夫は、ひとつの所に時間をかけてやってはくれるが、計画通り進まず、イライラしケンカに」
「掃除のやり方や、洗剤の種類でもめる。夫が雑なので、もっと丁寧にやってもらいたい」
一方で、妻への不満です。
「妻は、玄関まわりや庭など、ご近所さんにアピールできる場所ばかり。私は地味な換気扇やシンクの掃除。力仕事でもないので、『たまに交代しよう』と言っても応じてくれない」
大掃除にかける時間は、『4〜6時間』が25. 8%と最も多く、次いで『2〜4時間』となっています。
大掃除にかける日数は、1〜2日が主流ということです。
大掃除に手間がかかると感じる場所は、1位がキッチン、2位がキッチンの換気扇、3位が窓ガラスや網戸です。
■キッチンの簡単掃除術 五徳 コンロ 排水口 アレで汚れ撃退
手間がかかると思う人が多い、キッチンまわりの掃除を楽にする方法を、おそうじ本舗の技術アドバイザーの尾崎真さんに教えてもらいます。
その前に、掃除が楽になる、汚れにあった洗剤の選び方について紹介します。
洗剤には、それぞれ、酸性、中性、アルカリ性のものがあります。
酸性の『クエン酸』は、水垢やトイレの黒ずみなどの掃除に効果的です。
一方、アルカリ性の洗剤が『重曹』や『アルカリ電解水』で、これらは皮脂汚れや油汚れなどの掃除に効果的です。
「水回りはクエン酸。その他の家の汚れは、大体アルカリ性洗剤で掃除可能」だということです。
1つめ『頑固な焦げ付きもある、五徳掃除』です。
用意するものは、アルカリ電解水、ジッパー式保存袋、スポンジです。
1、まず、五徳とアルカリ電解水、40〜50℃のお湯をジッパー式保存袋に一緒に入れます。
2、保存袋の封をしたら、10分ほどつけ置きます。
3、その後は取り出して、スポンジでこすります。
4、最後は、水で洗ってタオルで拭きます。
必要がなくなったプラスチックカードを使います。
電解水とお湯で油を浮かせてから、プラスチックカードで削ると、汚れがよくおちるということです。
2つめ、『コンロまわりの油汚れ』です。
用意するものは、アルカリ電解水、ラップ、タオルです。
1、アルカリ電解水をコンロまわりに吹きかけて、ラップを張ります。
2、そのラップをくるめてこすった後、最後はタオルで拭きとります。
ラップの上から、ドライヤーで、1〜2分温めると、油汚れを溶かせて 掃除が楽になるということです。
3つ目は、『水垢だらけの蛇口』です。
用意するものは、クエン酸スプレーとタオルです。
1、蛇口にクエン酸スプレーを吹きかけたあと、
2、タオルでしっかり、から拭きします。
クエン酸スプレーを吹きかけたあと、ボディー?タオルで汚れをかき出します。
繊維がかたいほうが、より良いということです。
続いて、『排水口』です。
用意するものは、粉タイプの酸素系漂白剤 、古い歯ブラシ2本です。
1、排水口の周りに酸素系漂白剤をふりかけ、40℃のお湯で発泡させます。
2、約10分放置した後、古い歯ブラシ2本を使ってこすったら、水で流します。
「掃除のコツは、汚れの特徴をよく理解すること。油汚れは温度を上げる、水あかはクエン酸で柔らかくすると、掃除がしやすい。なにより、普段からこまめに掃除を心がければ、年末の大掃除がNO掃除に」
■掃除のギモン おすすめの順番は?天気で掃除場所変える?
掃除に関する、皆さんの様々な疑問です。
「床掃除から始めているが、掃除場所のおすすめの順番は?」
「順番のポイントは2つ。
1、ホコリは下に落ちるので『上から下』
2、掃除した所を踏まないため『奥から手前』」
「天気によって、掃除する所は変えたほうが良い?」
「晴れの日は玄関掃除、曇りの日は窓掃除、雨の日はベランダがおすすめ」
その理由です。
晴れの日は、湿気が少なく、作業後もすぐに乾くため、カビやニオイの発生を防げる。
なので、玄関掃除がおすすめです。
曇りの日は、窓ガラスに直射日光が当たらないので、汚れが確認しやすい。
なので、窓掃除がおすすめです。
雨の日は、水を流しながら掃除ができる。さらに、洗濯物を干さないので汚れない。
なので、ベランダの掃除がおすすめです。
「排水管に詰まった油を落とすのに熱湯が良いと聞いたが、一方で排水管を傷つけるとも聞いた」
「熱湯は良くない。45℃〜50℃のお湯を一気に流すと配管の中の油が溶けて、流れが良くなる」
「浴室の鏡が水あかで曇りがち。曇り防止に効果的な方法はある?」
「水あかの汚れと曇るのは違う。水あかは、水切りワイパーで拭くだけ。蒸気での曇りは、液体のりを鏡に塗って、水でなじませれば解決する」
(「羽鳥慎一モーニングショー」2025年12月12日放送分より)










