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日本航空は、転売された航空券が不正利用されていることを受けて、搭乗時の本人確認を徹底する方針を明らかにしました。
「とりあえずXで投稿して売ろう」
日本航空の公式Xから
「航空券の第三者への譲渡や転売を禁止しております。ご搭乗の際、航空券のお名前とご搭乗者さまが同一人物ではないことが確認された場合、ご搭乗いただくことができませんので、あらかじめご了承ください」
「航空券の第三者への譲渡や転売を禁止しております。ご搭乗の際、航空券のお名前とご搭乗者さまが同一人物ではないことが確認された場合、ご搭乗いただくことができませんので、あらかじめご了承ください」
年末年始の帰省や旅行など航空需要が高まるのを前に、16日に異例の呼びかけを行った日本航空。背景にあるのは、航空券を巡る「転売・譲渡行為」の横行です。
SNSから
「北海道 札幌 飛行機 航空券 お譲りいたします」
「北海道 札幌 飛行機 航空券 お譲りいたします」
LCC=格安航空会社などのチケットに関し、「航空券譲」「航空券譲渡」といったハッシュタグを付けて、SNSで買い手を探す行為が頻繁に行われています。
なぜ、こうした行為が相次いでいるのでしょうか?実際に航空券を売りに出していた人はこう話します。
「推し(会いたい人)がいたんですけど、推しといろいろあって会えなくなって、キャンセルしようと思ったけど、できなかった。とりあえずXで投稿して売ろうとしていて」
九州地方に住む人物に会うため、LCCの航空券を取ったという関東在住の男性。会う予定がなくなり、キャンセルしようとしましたが、払い戻しができない航空券だったため、SNSで買い手を探すことにしたといいます。
「(航空券は)返金等が一切ない感じで、何もないよりは少しでも(SNSに)投稿してお金を得られた方がいいだろうみたいな気分で、そのような投稿をしました」
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ルール違反 どんな対応になる?
他に多いのが地方でのライブやスポーツイベントなどの日程が発表された後、先に航空券だけを押さえるケースです。その後、イベントチケットが取れず、結果的に航空券だけが余ってしまうといいます。
ただ、航空券の処理については注意が必要です。原則、航空券に記載された名前と搭乗者は同一人物でなければなりません。日本航空では、別の人物が乗る場合、一度払い戻しをして新たに購入するのがルールです。
日本航空担当者
「SNS上における譲渡といったやりとりが一部で見られており、中にはそのようなやりとりが悪気なくなされているケースもあると見受けています。年末年始のシーズンを前に、どなた様にも安心してご利用いただきたいという思いから、このタイミングで改めてご案内差し上げることにしました」
「SNS上における譲渡といったやりとりが一部で見られており、中にはそのようなやりとりが悪気なくなされているケースもあると見受けています。年末年始のシーズンを前に、どなた様にも安心してご利用いただきたいという思いから、このタイミングで改めてご案内差し上げることにしました」
仮に航空券の名前と搭乗者が同一人物ではない場合、どういう対応になるのでしょうか?
「不正搭乗が発覚した場合には、所定の違約金を申し受けます」
先ほどの男性はこう話します。
「(違約金は)知らなかったですね。こっちとしても損害が発生してしまうので、(譲渡は)やめとこうかなとは今後思います」
(「グッド!モーニング」2025年12月17日放送分より)
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