今年も残すところあとわずか。街では本格的な忘年会シーズンとなっている。そんななか、ニーズが高まっているのが「ランチ忘年会」。お昼ならではの楽しみ方とは?
忘年会 上司も「気を使う」?
時代とともに、大きく変化してきた忘年会のカタチ。最近では、“飲み会離れ”が指摘されているが、街の人は…。
「やっぱりね、おじさんとしては飲みニケーションしたいっていう気持ちはありますけど、若い人にしたら飲まないっていう人、今多いので、それは仕方ないかな」
一方で、社会人1年目だというこちらの男性は“初めての忘年会”を経験。
「こういう会があった方が、普段あまり話さない人ともお話しできるし、忘年会っていう慣習みたいなのは良いかなと思っています」
令和流!ランチ忘年会
忘年会を巡っては、興味深いデータがある。
先月、リクルートが運営する調査機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が実施した「忘年会の望ましい時間帯」のアンケートによると、オーソドックスな午後6時から7時ごろ開始という回答が、最も多かった一方で、正午から1時ごろのお昼開始を理想とするという回答が2位となった。
このような事情を反映し今、新しい忘年会スタイルが生まれているという。
平日の昼時、都内にあるイタリアンレストランに集まったのは、リフォーム会社の同僚だという3人の女性。
「(Q.これはどういった会?)お昼の忘年会・お疲れ様会を始めようかなと思ってます」
「年末ゆっくり休んで年明けがんばりましょう。カンパーイ!」
4年前に会社を立ち上げて以来、毎年ランチ忘年会を行っているという。
「今はお昼においしいランチを頂きながら、お話、楽しい時間を過ごせるので、すごく私はありがたいなって思っています」
ディナーよりも比較的安いランチで、まったりおいしい食事を楽しむ。昼の時間帯だと、酒を飲みすぎなくてすむというのもメリットだという。
いつ来ても、いつ帰ってもOK
時代によって大きく変化してきた忘年会…。
これは、バブル経済まっただ中の忘年会の様子。浅草の料亭で盛大に行われ、芸者による歌や踊り、三味線の演奏で大いに盛り上がっていた。
2次会、3次会は当たり前。忘年会で飲み歩き、家族に引け目を感じる人もいた。
一方、令和のランチ忘年会は…。
「小学生の子どもがいるんですけど、この時間だったら(子どもたちが)学校に行ってる間に来られるのですごく助かる」
さらに、とてもフレキシブル、柔軟なスタイルの忘年会も…。
都内のレンタルルームで行われていた忘年会。正午から5時までを予定しているが、今年から、いつ来ても、いつ帰ってもOKという“自由参加型”スタイルにしたという。
主催するフリーウェディングプランナーの中島亜希さんはこう話します。
(「ワイド!スクランブル サタデー」2025年12月20日放送分より)







