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中国が独占的なシェアを握るレアアースなどの重要鉱物を巡り、ワシントンでは12日、サプライチェーンの見直しに向けた国際会議が開かれます。脱中国に向けて日本が重要な役割を果たすという見方も出ています。
片山大臣、重要鉱物に関する会合へ
11日夕方の羽田空港。
片山さつき財務大臣
「この重要なレアアース問題を、世界連携で、中国に、不適切な行動を改めていただくためにやるのは意味があるので」
「この重要なレアアース問題を、世界連携で、中国に、不適切な行動を改めていただくためにやるのは意味があるので」
片山財務大臣は12日にワシントンで開催される、「レアアースなど重要鉱物に関する会合」に出席するため、日本を出発しました。
会合には、G7=主要7カ国と資源国などが参加。中国に依存している現状から、どう抜け出すかが議論されます。
レアアース脱中国は可能?
そもそも「レアアース」とは、スマートフォンや電気自動車など、ハイテク製品に欠かせない重要な資源です。
鉱山で採掘した「鉱石」から、製錬して「混合レアアース」を取り出し、それを分離・精錬することで、元素ごとに、純度の高い「レアアース」にします。
しかし製錬する段階で、放射性廃棄物が出ることから、環境規制が緩く、コストを安くできる中国にシェアを奪われてきました。
“脱中国”は果たして可能なのでしょうか?
東京大学大学院 中村謙太郎教授
「産業としてだんだん小さくなってしまうと、人材やノウハウが失われてしまう恐れがある。日本にはまだ残っているので、タイムリーに大きくしていくことが今は大事なんじゃないかと」
「産業としてだんだん小さくなってしまうと、人材やノウハウが失われてしまう恐れがある。日本にはまだ残っているので、タイムリーに大きくしていくことが今は大事なんじゃないかと」
中村教授は、“脱中国”に向けては「日本」が、大きな役割を果たせる可能性があると話します。
コストでは中国に負けますが、高度な「分離・精錬」技術があるためです。
さらに「採掘」という点でも、大きな動きがあります。それは、日本の最も東に位置する南鳥島周辺の海底に大量に眠る「レアアース泥」です。
「『レアアース泥』の最も重要な特徴の一つは、(放射性物質の)ウランやトリウムをほぼ含んでない。これがあるので、日本国内でとれて、日本の中で精錬することが可能。脱中国した後の、新しいレアアース・サプライチェーンの中で、まさに(日本が)中核になるみたいなことも、夢ではないんじゃないかなというふうに思っています」
(「グッド!モーニング」2026年1月12日放送分より)
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