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親が亡くなった時などに、子どもが家を整理・処分する「実家じまい」。何をどう処分していいのか分からない人も多い中、後悔しないためのポイントを専門家に聞きました。
“引継ぎ不足”で空き家に…
千葉県内にある築およそ60年の住宅の写真。住人が亡くなって以降、手付かずの状態で去年末、50代の息子から不動産会社に売却の依頼が入ったそうです。
「実家じまい」をサポート
ネクスウィル 丸岡智幸代表
「3〜4年、空き家の状況。(依頼者は)そこに住まないので売却したいという意向の中で『実家じまい』、買い取り含め対応した」
ネクスウィル 丸岡智幸代表
「3〜4年、空き家の状況。(依頼者は)そこに住まないので売却したいという意向の中で『実家じまい』、買い取り含め対応した」
「実家じまい」。親が亡くなったり施設に入ったりした際に、子どもが親の家を整理・処分することです。
実はこの時期、「実家じまい」をサポートする会社には依頼が殺到するといいます。年が明けて間もないこの時期に、一体なぜ?
「実家じまい」をサポート
リユース相談本舗 玉城貴也代表
「(年末に実家の)大掃除をするのが、1つ大きいきっかけ。もう1つは親族が年末年始に集まるので、そのタイミングで“親の家をどうしようか”とか、そういった話が家庭でされているとよく聞く」
リユース相談本舗 玉城貴也代表
「(年末に実家の)大掃除をするのが、1つ大きいきっかけ。もう1つは親族が年末年始に集まるので、そのタイミングで“親の家をどうしようか”とか、そういった話が家庭でされているとよく聞く」
依頼を受けたスタッフが「実家じまい」を行う様子。依頼者である子どもによると、この家に住んでいた親は数年前から介護施設に入っているそうです。
次々と出てくるのは、思い出の品。こうしたものを処分するのか、しないのか…。「実家じまい」を難しくするのは、親との“引き継ぎ不足”です。
実際、街で話を聞いてみると…。
60代 (実家は岩手 「実家じまい」済)
「少しずつ大事なものを整理して、結局(実家を)売却した。両親の意思をちゃんと聞いて『この家を残したい』とか『売ってもいい』とか、聞いておいたのが良かった」
「少しずつ大事なものを整理して、結局(実家を)売却した。両親の意思をちゃんと聞いて『この家を残したい』とか『売ってもいい』とか、聞いておいたのが良かった」
50代 (実家は大阪 「実家じまい」済)
「『捨てていい?ダメ?』『いる?いらない?』と悩みがあった。(家を)売ったが、遺品だけは整理して置いていてもよかったかな」
「『捨てていい?ダメ?』『いる?いらない?』と悩みがあった。(家を)売ったが、遺品だけは整理して置いていてもよかったかな」
60代 (実家は大阪 「実家じまい」悩み中)
「母が入院していて、父は亡くなっている。(実家を)どうしようかと言って、もう4年経った。(母は)寝たきりで意識があるかも分からない状況。本人の意思が確認できないので、(実家は)荒れ放題、何もできていない」
「母が入院していて、父は亡くなっている。(実家を)どうしようかと言って、もう4年経った。(母は)寝たきりで意識があるかも分からない状況。本人の意思が確認できないので、(実家は)荒れ放題、何もできていない」
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プロが伝授 後悔しない「実家じまい」
家族の話し合いで処分を決断し売却するまで、「実家じまい」には一定のプロセスが必要ですが、親との“引き継ぎ不足”から整理の時点で断念し、結果、空き家となってしまうケースが後を絶たないといいます。
玉城代表
「モノの整理をしないと、次の不動産の売却も進まない。(親が)元気なうちに、息子・娘・親族と『こういう方向性で行こう』と話し合うのは非常に大事なポイント」
「モノの整理をしないと、次の不動産の売却も進まない。(親が)元気なうちに、息子・娘・親族と『こういう方向性で行こう』と話し合うのは非常に大事なポイント」
専門家も…。
実家じまいアドバイザー 永野彰一さん
「意見が(家族)全員まとまることは必ずしも多くない。日常からコミュニケーションをとるのが大切」
「意見が(家族)全員まとまることは必ずしも多くない。日常からコミュニケーションをとるのが大切」
そのうえで重要なのが、「実家じまい」をする決断をしてから処分するまでの“スピード感”です。
永野さん
「親が亡くなった時点で、子どもに所有権は移転する。所有者になった時点から、固定資産税と都市計画税の支払いの義務がある。あと、建物の管理責任があるので、『屋根がはがれてどこかに飛んでいったら賠償しなきゃいけない』というところも含めて、かなりリスクを常に持っている状態になってしまう。早めに対策をしていくことが大事になってくると思う」
「親が亡くなった時点で、子どもに所有権は移転する。所有者になった時点から、固定資産税と都市計画税の支払いの義務がある。あと、建物の管理責任があるので、『屋根がはがれてどこかに飛んでいったら賠償しなきゃいけない』というところも含めて、かなりリスクを常に持っている状態になってしまう。早めに対策をしていくことが大事になってくると思う」
また、実家が遠方の人については、帰省の際に写真を撮っておき、不動産会社と家の状態を共有することで、スムーズな売却交渉ができるとしています。
(2026年1月14日放送分より)
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