温泉や海水浴などのリゾート地として人気の熱海が、近年シニアの移住先としても非常に人気です。なぜ、熱海が支持されるのか、東京から移住した女性に話を伺いました。
熱海移住を選んだワケ
熱海市に住む佐藤真理子さん(73)。22歳の時に女性3人組ユニットとしてレコードデビューを果たし現在も都内を中心に活動している現役の歌手です。
佐藤さんは歌手活動だけでなく、週5回、ボイストレーナーとして熱海市内でもレッスンも行っています。
8年前、熱海市にあるマンションを購入した佐藤さん。のどかな街で暮らしたいという理由で都内から移住しました。
すぐそばには海があり、人々を魅了する豊かな自然。一方で…。
「(Q.駅周辺は観光地として人気のイメージだが?)この辺は生活圏と言ってもいい」
熱海駅の周辺には商業施設や病院、薬局のほか新鮮で安い野菜などが売られているスーパーも。徒歩圏内に豊かな自然と都市機能が集約されているコンパクトシティなんです。
「(自然も生活圏も)すべてがギューギューっと詰まっている感じ。ここが魅力」
観光地としての人気が再燃
さらに、観光地としての気分が味わえる特典も!
「(Q.人が多くて住みづらいというより楽しい?)それはもう願ったりかなったり」
「(Q.にぎわいも含めて楽しい?)含めて楽しい」
熱海駅からすぐ近くの商店街。週末には多くの観光客が訪れ、あちらこちらで長蛇の列ができています。
2024年には宿泊客数が5年ぶりに300万人を超えるなど、熱海市は観光地としての人気が再燃しています。
「スイーツなら熱海市〜スイーツなら熱海市〜みたいな感じですね」
東京にすぐ行ける便利さ
なかでも佐藤さんが熱海移住、最大の魅力と話すのが…。
「(Q.東京にすぐ行ける便利さ?)それはもう絶対に譲れない」
新幹線で東京駅までおよそ40分というアクセスの良さ。都内の友人や知人にも気軽に会いに行けることこそ、最大の魅力だと言います。
「はい、もしもし〜」
佐藤さん
「あわちゃん?マリちゃん!」
電話の相手は都内に住む15年以上前からの友人です。
「今月に(東京で)お会いしたいので、ちゃんと日程決めますけども、ぜひお会いしていただければうれしゅうございます。また改めてお電話させていただきますので」
「(Q.東京と熱海は近いから気軽な感じで?)そうそう気軽、気軽…。ランチと言って、ちゃんといいとこ用意してくれる」
これまでの人間関係を維持しながら、田舎に住める。それこそが、今、人気を集める「新たな移住スタイル」なんです。
シニアレジデンス ナースも常駐
シニア移住人気に沸く熱海にはこんなシニア向けマンションもあります。田村久美子さん(83)は、このマンションで暮らしています。
海を一望できるおよそ57平方メートルの1LDKの部屋で田村さんは一人暮らしをしています。以前は都内で暮らしていましたが、おととし、この部屋を900万円で購入しました。
田村さんの月々の管理費は5万1900円ですが、24時間看護師が常駐する住民専用の健康相談室や、各部屋に設置されたナースコールなどによるもしもの時の見守りサービスがあります。
「お風呂なんか多いと思うんですけども、ちょっと溺れかけてしまって、すぐ手の届く所にコールがございますので、それを押していただいて、ナースとスタッフがお部屋に来てそこで助け出したということもございました。発見が早いですね」
別途費用はかかるものの、管理栄養士によるバランスの取れた3食の食事に、熱海市内を回る居住者専用の無料のシャトルバス。これらのさまざまなサービスを利用できるんです。さらに、入居者は温泉にも毎日入浴できるんです。
マンションの管理会社によると、熱海人気の高まりとともに移住希望者が相次ぎ、直近1年間でのマンション販売軒数は過去最多を記録したということです。
「お友達がいておしゃべりできて、(食堂に)食事に行けばいいし、中で全部過ごせるから。毎日毎日を(ここで)過ごすことが一番幸せ」
(2026年1月16日放送分より)












