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2026年1月24日 17:00

愛され続けるロングセラーグルメ 外国人も感激 名物メニュー誕生には驚愕の歴史が

愛され続けるロングセラーグルメ 外国人も感激 名物メニュー誕生には驚愕の歴史が
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 世代を超えて愛され続けるロングセラーグルメをお伝えします。胃袋をつかまれたのは日本人だけでなく、外国人までも!さらに追跡すると、名物メニューが生まれたきっかけには驚愕の歴史がありました。

唯一無二のカツ丼

 世の中には、愛され続けるロングセラーグルメがあります。

 1974年にオープンした「吉祥寺 さとう」。こちらの名物は、オープンから51年間愛され続ける「丸メンチカツ」350円。あふれ出す肉汁を見たら買わずにはいられません。

 厳選した国産牛だけ使い、2種類のパン粉をつけて揚げています。1日およそ5000個も売れるロングセラーグルメです。

常連客
「ここのはウマイ。あした食ってもウマイ。10〜15年は来ている。吉祥寺に来たらメンチを買う」

 ロングセラーグルメは100年以上続く老舗食堂にも。外国人も食べに来る、唯一無二の名物グルメです。

小春軒
小春軒

 お店があるのは東京・人形町。1912年に創業した「小春軒」は、113年もの歴史を持つ有名洋食店です。お店を切り盛りするのは4代目店主の小島祐二さん(60)と息子の祐太さん(30)です。

4代目店主 小島さん
「私は親から仕事や生き様を学んだ。それが、初代から2代目、2代目から3代目、3代目から4代目につながっている。そのやり方を5代目につなげていきたい」

 洋食メニューはおよそ20種類。ハンバーグは3日間かけて作る、酸味がきいた濃厚デミグラスソースが自慢です。

限定メニュー カキバター焼き
限定メニュー カキバター焼き

 こちらは3月までの限定メニューの旬のカキを使ったバター焼き。「特製盛り合わせ」は、エビやコロッケなど、7種類の揚げ物などがテンコ盛りです。

 この“100年食堂”には、創業当時から愛されてきたロングセラーグルメがあります。

初来店
「めちゃめちゃおいしい。胃袋をつかまれている」
10年通う常連
「こういうカツ丼は他にない」
小春軒特製カツ丼
小春軒特製カツ丼

 そう、ロングセラーグルメは唯一無二の「カツ丼」。これぞ、113年の歴史を持つ「小春軒特製カツ丼」1500円。トンカツの上に目玉焼き。さらに野菜が散りばめられた、他にはないカツ丼です。このロングセラーグルメを求めて外国人の姿もありました。

フランスから来た人
「京都とパリに住んでいます」

 フランス出身の男性は、仕事仲間に連れてきてもらいました。100年以上も前に生まれた下町グルメは、いまや、異国の人にも食べられるように。

「日本の卵のクオリティーはフランスよりとても高いですね。半熟の目玉焼きとカツの相性がとてもいいです。ひと口サイズのカツはキッズメニューみたいでかわいいね。とてもおいしい」
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カツ丼誕生のヒミツ

 明治45年、唯一無二のカツ丼はここで生まれました。

4代目店主 小島祐二さん
4代目店主 小島祐二さん
小島さん
「初代の種三郎さんが考えた」

 初代店主の種三郎さんは、総理大臣の“お抱え料理人”を経験したアイデアマンでした。

「初代が(この)カツ丼を始める前、ビーフシチューにメンチカツを入れて出していた。そこからカツ丼が派生した」

 彩り豊かな野菜はシチューの名残だったのです。トンカツには厳選した国産豚肉を使用。食べやすい一口大にカットして揚げています。

“秘伝のソース”でトンカツを煮込む
“秘伝のソース”でトンカツを煮込む

 ここからが、このお店の真骨頂。デミグラスソースや割下、ブイヨンを合わせた“秘伝のソース”で材料を煮込むのです。まずは、下茹でしたジャガイモやニンジン、ピーマンや玉ネギを入れます。さらにトンカツを入れ、サクサク感を失わないように軽く煮込みます。どんぶりにトンカツを6個敷き詰めたら…その上に目玉焼きを乗せるのです。

 聞けば、昔は卵が貴重品だったことから、丸々1個使っていることをアピールするため、目玉焼きにしたそう。

 戦争などの影響で一時は途絶えたこともあるロングセラーグルメのカツ丼。家族が復活させてからは、味付けを時代に合わせてちょっと変えているそう。

「(初代の時は)もう少しデミグラスソースが入っていたみたい。(3代目の)父親は軽い方がいいというので今の味付けになっている」

 今や海外にも知れ渡るようになっているというロングセラーグルメ。

30年通う常連客
「デミグラスソースを使っているから香りが普通のカツ丼ではない」
20年以上通う常連客
「ちょっと甘いソース。僕は好き。おいしい」
近くの会社に勤務
「寒い中待ったかいがありました、部署の人に喜んでもらってよかった」
「卵をつけるとちょっと違う」
「味が変わる」

 かつて人形町で働いていた30年通う常連さんはこう話しました。

「この味がおいしくて忘れられない」
「この味がおいしくて忘れられない」
「きょうは新潟から来た」
「(Q.(カツ丼を)食べに?)はい。昔からいただいているから、この味がおいしくて忘れられない」
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スターが生んだ?豆腐めし

お多幸
お多幸

 続いては、老舗おでん店のロングセラーグルメ。「とてもおいしい」と外国人も絶賛です。お店があるのは東京・日本橋。1923年に創業した「お多幸」。102年の歴史がある、おでん店です。

 102年継ぎ足されてきたという、おでんのつゆ。カツオと昆布でダシをとり、砂糖やしょうゆなどで甘辛く味付けしています。一番人気はダイコン。あく抜きしてから煮込んでいるので、ダシが中まで染み込んでいます。トマトなど、一風変わったおでんだねもあります。

魚すじ
魚すじ

 こちらは何だと思いますか?実はこれ、サメのすじなどをすりつぶして作った珍しいおでんだねなんです。この“100年おでん店”にも、ロングセラーグルメがありました。

10年通う常連客
「心に残るメニュー」
初来店
「東京で働くサラリーマンの“ソウルフード”と聞いて1回来てみたいと思っていた」

 名物メニューをひと目見ようと外国人の姿も見えます。

とうめし
とうめし

 これぞ、100年おでん店のロングセラーグルメ「とうめし」460円。ごはんの上に、ダシのしみ込んだ豆腐がまるごとのった豪快なひと品です。

 「とうめし」のごはんは、しょうゆベースの“秘伝のタレ”で炊きあげています。木綿豆腐は、119年の歴史を誇る人形町の老舗から仕入れています。厳選した国産の大豆は香り高いと評判です。

 シンガポールから来た女性は、日本人の友達に連れてきてもらいました。

「とてもおいしい。シンガポールにも同じような豆腐があるの。醸豆腐(よんとうふ)と言うんだけど。見た目は似ているけど食感はかたい」

 女性は「とうめし」のやわらかさとダシのおいしさに感激していました。

「シンガポールにもおでんに似た料理があるんだけど、大根が入っていないので、ダシに大根の香りがするのが違うわね」

 こちらはオランダから来た夫婦です。

「とてもいいコンビネーション。日本のダシは本当に好きなの。ごはんとおでんのダシがよく合っています」
「おいしいです」
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裏メニューが名物に

 長きにわたり愛されてきたロングセラーグルメ「とうめし」。誕生したキッカケは?

「裏メニューで食べていた」
「裏メニューで食べていた」
お多幸 代表取締役
穂坂幸信さん

「昔、嵐寛寿郎とか歌舞伎役者が飲んだ後に裏メニューで食べていた」

 鞍馬天狗で有名な嵐寛寿郎も食べていたんですね。そんな常連が“シメ”として、ご飯の上におでんの豆腐を乗せたのが誕生のキッカケだそう。それを通常メニューに加えたところ名物に。ロングセラーグルメに成長したのです。

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クセになるチャーハン

 老舗中華料理店にもロングセラーグルメがありました。ちょっと変わったチャーハンです。

兆楽
兆楽

 東京・渋谷にある「兆楽」は、昭和30年代に創業した“町中華”の人気店です。60年以上にわたり愛されてきました。

エビと玉子のチリソース炒めライス
エビと玉子のチリソース炒めライス

 チャーハンがついた「広東麺」のセット。エビや豚肉など、7種類の具材がたっぷり。「エビと玉子のチリソース炒め」も人気メニュー。どれもコスパが高いと評判です。この町中華にもロングセラーグルメがあります。

来店客
「うまい」
「すごくクセになる。また食べたくなるような味」
ルースチャーハン
ルースチャーハン

 それは誰もが頼まずにはいられない名物メニュー。これぞ、ロングセラーグルメ「ルースチャーハン」950円。チャーハンの上に、ピーマン抜きのチンジャオロースがかかった名物です。

 豚肉は卵白などで下味をつけた国産の豚もも肉を使用。タケノコと一緒に揚げます。味の決め手は“特製あん”。しょうゆ、砂糖、オイスターソースを配合。そこにラーメンのスープを合わせることで、コクのある“あん”に仕上げています。

 平日でも1日150食ほどでる名物チャーハン。こちらの家族は、栃木県からわざわざ来たそう。

「(Q.よく来る?)10年ぶりくらい」
「付き合っている時に来て、結婚して、やっとこういうお店に子どもを連れて来られる年齢になった。食べさせたかったのでよかった」

 ベトナムから来たイギリス人カップルは次のように話しました。

「彼女がこの店の情報をネットで見つけたんだ」
「本当においしいよね。僕らはベトナムに住んでいるんだけど、ベトナムのしょうゆと日本のしょうゆは少し違うみたい。味に深みがある」
「味が層のようになっていてとてもおいしい」
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“ルース”シリーズ増加

 このロングセラーグルメが誕生したのは30年ほど前だといいます。

兆楽 部長 小澤尚司さん
兆楽 部長 小澤尚司さん
兆楽 部長 小澤尚司さん
「“まかない”のごはんとして作った」

 素早く食べられるように、おかずとご飯を一緒にした“まかない”が好評だったためメニューに追加。ピーマンを抜いているのは価格を抑えるためだそう。

「働いている人が来ることが多いので、価格帯をできる限り抑えながらやっている」
ルース焼きそばセット
ルース焼きそばセット

 今では、細切り肉の“ルース”をかけたルースシリーズが増加。「ルース焼きそば」や「ルースラーメン」も登場。新たな名物になるかもしれません。

 ロングセラーグルメはきょうもお客さんたちの胃袋をつかみ続けています。

(2026年1月20日放送分より)

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