今、スーパーの弁当やお総菜(そうざい)が進化しています。物価高のなか、安くておいしいは当たり前。そんな日本一に選ばれた弁当の秘密は常識を疑うかもしれません。
物価高でも企業努力で工夫
全国のスーパーや専門店から、1万5000件以上の商品がエントリー。「お弁当・お惣菜大賞2026」が発表されました。激戦を勝ち抜いて選ばれた最優秀賞は、16品。
「丼部門」で日本一に輝いたのは、穴子・アサリ・だし巻き玉子が、ぎゅぎゅとつまった「店内焼上げ穴子重」753円。
コンセプトは「穴子好きがうなる穴子重」です。店内で煮穴子を丁寧に焼き上げるこだわり。
鈴木拓真さん
「穴子は煮るのも大事だが焼く香ばしさがすごく重要。今回は煮た穴子を焼く。専門店顔負けの製造で勝負」
外はカリっと。中はふっくら。絶妙な風味と食感に仕上げます。続いて、穴子やウナギのエキスを入れ、うまみを閉じ込めた甘辛いタレをアサリにからめます。
「価格を抑える」秘訣の一つが、この白い液体だといいます。
「店内でアサリを蒸した際に出るエキス。アサリのうまさ100%をご飯に最後にかける。アサリの風味が生きた混ぜご飯になる。普通は捨ててしまう。基本的にアサリの原料を使うので、エキスまで使うことはなかなかない」
物価高でも原材料を工夫して、安さとおいしさを両立しています。
「お惣菜がパラダイス」
続いては、堂々の13年連続受賞の快挙となったこちらのスーパー。
「ここはお惣菜がパラダイスなのでお惣菜ばっかり見ちゃいます」
3部門で最優秀賞を受賞。中でも目を引くのが、丼からあふれんばかりの海鮮丼。店で人気の握りずし12貫分のネタを、そのまま丼にのせた、豪快な一品です。
「ちらし寿司はあるが、海鮮丼で売ってるケースはあまりない」
原材料の一括仕入れや下処理を行い、製造の効率を良くすることで、コストを抑えられています。
親子3代で来ていた、こちらの家族。買い物かごの中はお惣菜でぎっしり。買い物の手は止まりません。
「いっぱいありすぎて全部食べたくなっちゃう」
惣菜部門からは、ニシンを一匹丸ごと揚げた、油淋鶏ならぬ、油淋漁(ユーリンギョ)が入選。他の商品でも使用している野菜やソースを使うことで、仕入れの作業を減らし、コストダウンを実現しています。
客(30代)
「そんなに高くもないし、気兼ねなくカゴにボンボン入れちゃいます」
10品以上のお惣菜で、この日3歳になる姪っ子の誕生パーティです。
「おいしい」
お弁当・お惣菜は日々進化しています。
(2026年1月23日放送分より)





