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KDDIは6日、子会社の不正取り引きで売上高2460億円が過剰に計上されている疑いがあると公表しました。330億円が外部に流出した恐れがあります。
最大330億円が外部流出か
KDDI 松田浩路社長
「多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、心よりおわび申し上げます」
「多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、心よりおわび申し上げます」
6日、KDDIは決算発表を行う予定でしたが、松田社長の謝罪会見へ急きょ変更されました。
「今回の社内調査におきまして、本件、子会社の社員が複数年にわたって、過大に売上高などを計上されていた疑いでございます」
KDDIは子会社「ビッグローブ」と、その子会社「ジー・プラン」の広告代理事業で、架空取引があったと発表。不正に計上されていた売上高は2017年度からの9年間で最大およそ2460億円に上ります。
「(Q.サプライチェーン全体で架空取引に気付かなかったのか?)監督責任ということにつきるが、この1つひとつ、毎月の取引自体は、取引を裏付ける証憑(しょうひょう)があったということと、実際に資金も動いていたところから、取引を正常なものとして続けておりました」
KDDIによると、社内調査で問題の取引が発覚し、外部の公認会計士を交えて調査を進めていました。
子会社の社員2人が関与したとみられます。問題の2人は、架空の広告主から依頼があったことにして、作ってもいないネット広告の売上を計上していました。
複数の広告代理店で再委託を繰り返し、「ジー・プラン」「ビッグローブ」も循環の輪に入り、最近では月に数百億円の循環が作り出されていました。このうち最大およそ330億円が手数料として外部に流出したおそれがあるということです。
「調査と並行しまして、グループガバナンスの強化と見直し、再発防止策を検討してまいります」
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「管理体制が問題」
330億円という巨額のカネがどこに流出したのか。KDDIは現在調査中だとしています。
これについて、根津アジアキャピタルリミテッドの河北博光氏はこう指摘します。
「KDDIはいろいろ買収を繰り返している。買収している子会社に関しては比較的自主性に任せる傾向があります。組織的な架空取引が行われていたので、それを見抜けなかったということですからグループ全体の管理体制が問題」
KDDIは3月末をめどに特別調査委員会の報告を公表する方針です。この報告を踏まえて、決算発表を行うとしています。
(2026年2月7日放送分より)
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