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まだ食べることができるのに廃棄されてしまう「食品ロス」が今、問題になっています。その無駄をなくすために、規格外の野菜を有効活用する新たな取り組みがあります。
規格外ダイコンをピクルスに
旬を迎えているダイコン。畑から掘り出すと、先が複数に枝分かれしています。
小杉農園 小杉智弘さん
「小さすぎるもの、大きすぎるもの、あとは曲がりが大きいもの、あとはS字にくねくねなったり、スパイラル状の見た目が悪いものが規格外に含まれます」
「小さすぎるもの、大きすぎるもの、あとは曲がりが大きいもの、あとはS字にくねくねなったり、スパイラル状の見た目が悪いものが規格外に含まれます」
味に問題はなくても、見た目を理由におよそ3割は規格外野菜として廃棄になるといいます。
「特に今の時期の三浦のダイコンは、ほんと甘くてすごくおいしいんです。そういうのを捨てちゃうっていうのが、ちょっと心苦しいですね」
今、こうした市場に出回らない大根を有効活用する動きが出ています。
その一つが「大根梅ゆずピクルス」です。キッチンに並べられたさまざまな形の規格外ダイコン。
デリーター株式会社 金子一郎さん
「結局、最後小さく切ってくるので、結構どんな形でも使えます」
「結局、最後小さく切ってくるので、結構どんな形でも使えます」
こちらの会社では規格外のダイコンを細かく切り刻むことで、ピクルスを作っています。
三崎観光株式会社 高島裕樹さん
「味もピクルスなんですけど、好き嫌いがなく食べやすい形に仕上げていただいて、皆おいしかったって」
「味もピクルスなんですけど、好き嫌いがなく食べやすい形に仕上げていただいて、皆おいしかったって」
程よい酸味が、三浦のダイコンの甘みを引き立てるといいます。
さらにピクルスにすることで、生のダイコンよりも長く保存が可能に。店を訪れる観光客も「大根梅ゆずピクルス」に興味津々の様子です。
観光客(30代)
「畑とかに打ち捨てられているダイコンとか見ると、もったいないなと思っちゃうんで。何かしらに活用できるのがいいのかなって、めちゃくちゃ思います」
「畑とかに打ち捨てられているダイコンとか見ると、もったいないなと思っちゃうんで。何かしらに活用できるのがいいのかなって、めちゃくちゃ思います」
廃棄していた規格外のダイコンの新たな活用法に、農家の小杉さんもこう話します。
「日持ちするような加工をしてもらえれば、遠い所にも届けられますし。農家はそこまでは考えられないんで、そういう使い方もあるのかって、こっちも気づかされました」
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捨てる野菜をクレヨンに
他にも規格外野菜の意外な活用法があります。
子どもたちがお絵描きをしているクレヨン。実は、野菜から作られた「おやさいクレヨン」です。
製造しているのは名古屋市内の工場。廃棄寸前の野菜の粉末を溶かし金型に。すると、クレヨンに大変身!?ニンジンやキャベツなど野菜によって違う色も作れるといいます。
考案者のmizuiro株式会社代表取締役・木村尚子さんに話を聞きました。
「ある日、料理をしている時に野菜の色ってすごくきれいなので、こういう色で描けたら楽しいかなというふうに思いまして。規格外や過剰にできたものなので、堆肥にされるっていうお話を聞いて。それであれば、クレヨンに使った方が有意義かなと」
こうして「おやさいクレヨン」が誕生しました。
「遊びながら野菜に親しみを持ってほしいなというふうに考えたので。ホウレンソウなら“ホウレンソウの色”という生の体験をしてほしいなと。『ぼくピーマン嫌いだけど、“ピーマンの色”は好き』とか、そういった会話が自然に生まれて遊べる」
2014年に発売以来、累計20万本を売り上げるロングセラー商品になりました。
「小さいお子さんお持ちのご家庭ですとか、お孫さんに送られるおじいちゃん、おばあちゃんが多くお買い求めいただいています。1本1本はすごく小さいものなので、ある程度限りはあるんですけれども、アップサイクル(価値を高める再利用)というところで、少しは貢献できているのかな」
(2026年2月23日放送分より)
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