回転ずしでおなじみのとびこが今、海外で人気です。イクラの歴史的高騰が続くなか、価格が安定しているとびこの需要が高まっています。
海外産を日本で加工
オレンジ色に輝く、小さな卵が特徴のとびこ。軍艦巻きでおなじみのネタです。
とびこ軍艦は1貫120円。イクラ軍艦の4分の1の安さです。
「すごくプチプチしていて、お酒に合いますね。めっちゃうまいです」
「おいしい。めっちゃプチプチです。(とびこ)大好きです」
店は、格安で出せる数少ないネタとして重宝しています。
「2、3年前から魚卵ブームがあって、そこから売り上げは増えている感じがします。イクラが高いから、とびこにしようかなというお客様の声を聞いたことはあります。彩りなども最高です」
そもそも、とびことは伊豆諸島の名産くさやや和食に欠かせないあごだしにも使われるトビウオの卵。東南アジアではヤシの葉などを海に沈め、産み付けられた卵を収穫しています。
とびこをしょうゆに漬け込む様子を見ると、とびこと言うとオレンジ色のイメージですが、元は黄金色。輸入品を日本で味付けして世界に輸出しています。
「魅力はやっぱりプチプチ感がより強いなという感じがする。カズノコやシシャモの卵に比べても。海外でも人気ですし、イクラに比べて値ごろ感がある。独自のとびことしての存在感が出てきたと感じていますね」
イクラの小売価格は2020年12月には100グラムあたり1421円でしたが、右肩上がりに上昇。去年12月には2021円と1.4倍になっています。
一方、魚卵専門店・田所食品によると、とびこの小売価格は100グラムあたり778円。イクラに比べるとおよそ4割で、5年前からほとんど価格が変わっていません。
真っ黒とびこでキャビア風
番組が向かったのは東京・中央区のとびこの製造会社・あづまフーズです。見せてもらったのは、黒い宝石のような「キャビアに似せたとびこ」です。
他にも赤、オレンジ、緑、黄色など全部で9色をつくっています。
味が特徴的だという緑色のとびこを食べてみると、ぴりっと辛いわさび味でした。
では、赤い色をしたとびこは、甘じょっぱい味付けがされたキムチ味でした。
鮮やかな色彩で、さまざまな国の料理の付け合わせとして人気があります。
「ペルーとインドネシアの2種類の原料(とびこ)を仕入れて、弊社の三重県本社工場で味付け・加工して製品化をしております」
現在、オーストラリアやニュージーランドなど10カ国に輸出。あづまフーズによると、7年前に比べ輸出量は5倍に急増しています。
「今後、海外の輸出も増やしながら、国内もいかに販売を増やしていくかが、我々の課題かなと思っています」
(2026年2月27日放送分より)






