3日は真冬の寒さで関東には雪が降り、東京でも雪の可能性があります。そんななか、今月また値上がりしている電気代です。今後どこまで上がるのか、イラン攻撃の影響はどうなるのでしょうか。
“寒の戻り”関東で積雪も
激しく降りしきる大粒の雪。駅前のロータリーが銀世界に染まるのは、長野県の観光地・軽井沢です。
正午の気温は0.5℃。冬の寒さがぶり返す「寒の戻り」です。
草津温泉に向かう途中で、雪が降ってきました。3月の雪です。対向車には雪が積もっています。
湯けむりが立ち上る群馬県の草津温泉でも、春らしいピンクの傘を持った人たちがいましたが、傘に雪が積もっていきます。
3日は南岸低気圧の影響で、関東では広い範囲で雪や雨が降っています。
「草津温泉としては、この時期の雪は歓迎している。温泉と雪景色は何とも言い難いホッコリする面がある」
1日に開催された「東京マラソン」に参加したという男性は…。
「(Q.東京マラソンの日はぽかぽか陽気?)暖かかった」
都内では3日前、最高気温が20℃を超え、4月下旬並みの暖かさでした。半そで姿の花見客も多く見られました。
ところが、春のぽかぽか陽気から一転…。
3日は、未明から気温が下がり続け、正午の気温は7.4℃と真冬並みの寒さに逆戻りです。
東京の下町にある銭湯では、朝から露天の天然温泉に浸かり、体を温める人たちが。
「最高ですよ」
「(Q.この後は?)仕事です」
1949年創業の老舗「大黒湯」。午後3時から翌日の午前10時まで営業しています。
「めちゃめちゃ気持ちいい。最高」
電気代どこまで値上がり?
寒い日には入浴する人が増えるなか、今月に入り店主が懸念するのは、光熱費の値上がりです。
「先月(支払い)のガス料金」
1月のガス料金は、76万8000円ほど。
「現状はそこまで上がっていないが、今後は心配」
実は3月の使用分から、電気料金とガス料金が全国的に値上がりします。
電気では大手電力10社すべてで値上がり。例えば、東京電力では使用量が平均的な家庭で1カ月あたり、前の月から822円高い8319円に。
都市ガスは、大手4社すべてで2カ月連続値上がりします。東京ガスは、前の月から416円高い5554円となる見通しです。
値上がりの要因は、政府が物価高対策の一環として実施する補助金が、減額されることです。4月使用分からは、補助金はなくなります。
今後、光熱費の値上がりが家計や商売を直撃します。
「銭湯の場合(利用)料金が一定価格。勝手に値上げができない。営業日数を増やして今月から対応する。売り上げを上げていかないと経営が厳しい」
弁当店からも、悲鳴が。足立区の住宅街で人気の弁当店「ペコペコ亭」
昼時、大忙しの店を切り盛りするのは看板女将の山口静江さん(78)です。
「言っておくけど、小さい商店は泣いてるよ。利益率が落ちてる」
食材や人件費などの高騰に加えて、光熱費の値上がりが重くのしかかります。
「食べ物から電気、ガス、水道、全部上がっている、大変。1〜2割は上がっている。請求書を見るのが怖い」
コメの仕入れ値が倍になったこともあり、去年6月、弁当の価格をおおむね50円値上げしたといいます。それでも、一番人気の「のり弁当」は450円です。
イラン情勢激化 日本の光熱費は?
商店からは、電気やガスの料金がイラン情勢の影響で、さらに値上がりすることを心配する声も。
「絶対に響くとすぐに思う」
「今後、戦争でガス料金などが上がるのがとても心配」
戦闘激化で、日本の光熱費はどうなるのでしょうか?
上野剛志主席エコノミスト
「日本の電力の約3割、都市ガスの原料はほとんどはLNG(液化天然ガス)由来になる。LNGの輸入価格の大半が原油価格に遅れて連動する仕組み。原油価格が上がった場合に大体3カ月後にLNG価格が上がって、さらにその3カ月後に電気料金やガス料金に反映される。上がったなと実感されるのは秋口くらいからではないか」
(2026年3月3日放送分より)








