見たことない食材や知られざるご当地グルメ、最新のアイデア食品など、今年はやること間違いなしの「最新グルメの祭典」に潜入しました。
長崎新名物ちゃポリタン 全国進出へ
長崎名物「チャンポン」ならぬ「ちゃポリタン」って皆さんどんな新名物だと思いますか?
正解は、“ちゃんぽん”の麺を「ゆで」ではなく炒め、具は長崎のかまぼこなど。そこに加えるのはケチャップソース。“ナポリタン”を作るように炒めると、3分で長崎新名物ちゃポリタンが完成です。
実は、長崎では昔から家庭で親しまれた味ですが、今回、全国進出を狙います。
「おいしい。ちゃんぽん麺がケチャップとよく合います」
焼いた卵にくるめばオムライス足す、ちゃポリタンで“オムちゃポリタン”。パンにはさんで“ちゃポリタンパン”など、アレンジはちゃんぽんを超えて無限大とか。
日本最大級のグルメ見本市は、全国のスーパーや通販などで手軽に手に入る知られざるご当地グルメや最新アイデア商品などが、国内外から2000社以上集結したグルメの祭典です。
「日本最大。ここに全国の商品が集まる」
「次のヒットの兆しを探しに来ている」
創業100年を超える昆布だしメーカーの新商品、昆布のだしが染み込んだよだれねぎは、極上のご飯のお供に。
「これご飯に合いますね」
日本一にも選ばれたイチゴの王様あまおうをふんだんに使った生ドレッシング。タマネギなども使い、甘さと酸味が同居するフルーティな新感覚サラダに。
そんなお取り寄せも可能で、今年これからはやりそうな最新グルメが目白押しです。
別名「ライムキャビア」
まずは珍しいご当地食材を発見。
ナスなのになぜか白い「白とろナス」。白い秘密は紫系の色素アントシアニンを含まないため。鹿児島では、古くから愛され、焼くだけでとろけるようにトロトロになるのが特徴です。
「かんきつ王国愛媛からは…これなんですか?見てください!フルーツ?」
「フィンガーライム。果物?野菜?」
こちら指のようなサイズからフィンガーライムといいますが、原産国のオーストラリアでは別名ライムキャビアとも呼ばれます。その訳は?
「ビックリした。すごいちっちゃいカワイイ!」
輪切りにすると、キャビアのような粒状の果肉があふれ出ます。見た目はまさにキャビアですが…。
「プチプチする!」
「このプチプチした食感がバースト効果といいまして、口の中で料理の味が変わっていくというのを楽しめる食材の一つとなっています」
「そんな食材がこの世にあるとは。絶対はやります」
フィンガーライムの果肉にはさまざまな色があり、カルパッチョなどに最適。
有名ホテルの料理長の男性はこのように話します。
さらに炭酸水に入れる楽しみ方も…。
「うわーきれい!夏に飲みたい炎天下で」
「食べられるスプーン」も
会場には大ヒットを狙う最新アイデア食品の数々が…。田原アナが驚いたのが…。
「ちょっと夢のような体験です。甘い!カスタードクリームですか?」
「飲めちゃうんです」
「新しい、斬新!」
なんとパンにストローが刺さった、その名も“飲めちゃうクリームパン”。中のカスタードクリームはスキムミルクを使い、濃厚なのにサラサラでストローで飲めちゃうほど。実はこのクリームパンは冷凍食品ですが、解凍時間により3変化の楽しみ方が…。まずは、解凍時間が1時間。
「バニラアイスだ!」
2時間経つと…。
「シャーベット!」
そして3時間。
「ストローが刺さっているのが新しくて、目につくしカワイイ。ホームパーティー用で(お客さんが)買いそうだなと」
飲めちゃうに続いては…。
「食べられるスプーンと書いてありますよ!全然食べられる気がしない」
アイスクリームなどにピッタリ。原料には、国産野菜や小麦粉などを使い、特殊な焼き方で、なんと温かいスープでも20〜30分は溶けないといいます。エコにもなり、野菜嫌いな子どもにも好評だとか。
ラーメン“缶”伸びない訳
東京・大田区の製麺所からは、ありそうでなかった画期的な缶詰が初出品。
「えっ!缶に入ったしょうゆらーめん」
「国内初で小麦麺を使ったらーめん缶を販売しました。賞味期限3年もつ商品になっています」
毎日5万食の麺を作る下町の製麺所が、そのノウハウを全力で注ぎ完成させたのがラーメンの缶詰。スープの中の麺は、果たして。
「結構しっかりした太麺でラーメンそのものって感じしますけれども…おいしい。味お店で食べるラーメンです」
と、ここで!
「缶の中にこれ麺ずっと浸ってるわけですよね。なんでのびないんですか?」
「スープを吸わないような仕組みを独自配合して。麺をコーティングしているような。3年間この食感を保てる」
「そんなことができるんですね!」
これにはバイヤーたちも驚き。
「麺がのびてないのはすごいですね。非常食にもなると思いますし、お酒にも合うかも」
ご当地冷凍食品が大ブーム
そして今回のグルメの祭典で特に注目が集まったのが…。
「すごい来場者の数です。ご当地冷凍食品大賞と書いてあります」
実は今、知られざる地方の逸品を手軽にお取り寄せできるご当地冷凍食品が大ブーム。その新作ナンバーワンを決め、“食の未来を切り拓こう”という大会です。
まずは香川県から。本場讃岐うどんの超人気店「山田家」。連休時には入り口から大行列。そして車も並んでいます。4時間待たないと食べられない超人気店の味が…。
「讃岐彩り野菜と鶏カレーうどんでございます」
「わーすごい!もう早速カレーのいい香りしますね」
「お野菜すごいゴロゴロ入っていますね」
「バランスをすごく考えましたので、カレーに合うお野菜をチョイスしています」
「うわー!アツアツです。冷凍とは思えないくらい出来たて感満載です」
うどん県、香川の人々の胃袋をわしづかみする山田家の味は…。
「カレーのスパイスの香りが鼻からすごく抜けていきます」
スパイスは厳選した14種類を使用。スパイス・スープの専門家を巻き込み、2年をかけて、うどんに合うこだわりのカレーが完成。さらに鶏肉には“鶏トロ肉”という一羽から40グラムほどしか取れない希少部位を使用しています。
そして、大行列を生み出す自慢の麺を冷凍にしても甘みやツルツル感を損なわないようにと、およそ1億5000万円をかけ冷凍専用工場を新設。そのこだわりで店と変わらぬクオリティーになりました。
あとは丼をそのままレンジで9分温めるだけ。
「4時間も並ばないと食べられない味が、冷凍で食べられるということですね」
舌の肥えた来場者も絶賛していました。
「うまっ!」
「これ冷凍食品なんですか?今まで食べたカレーうどんで一番おいしかったです」
最高金賞受賞の瓦そば
山口県の名物も全国のご家庭で食べられるように。
最高金賞受賞の山口県下関のソウルフード、瓦そば。明治の始め兵士たちが戦の最中、瓦の上でものを焼いて食べ物ことが発祥とか。アツアツの茶そばをレモン、大根おろしを落としたつゆにつけていただきます。
「麺がモチモチとパリパリが混在してますね。おいしい!冷凍食品の進化を感じたというか、本当に冷凍ですか?」
「本当に冷凍です」
この瓦そばを作ったのは、実は、山口ではなく奈良にあるお店。店主が妻の実家、下関で食べた瓦そばに感動し奈良で出したところ大評判。いつしか、奈良の人にとってもソウルフードになりました。
「(最高金賞は)さすがやな。元がうまければ冷凍になってもうまい」
「おいしいですよ。カリカリで」
お店では茶そばをフライパンで焼くかたわら、瓦を温め、アツアツの瓦の上に盛り付け。お客さんに出された後、瓦の余熱で焦げ目を付け、最後の仕上げ。冷凍食品でも、そこにこだわります。
「焦げ目をどう付けたらいいか試行錯誤した」
試行を繰り返すこと1年、たどりついた答えは…。
「この時点で触ると焼き目が付かない。できるだけ放置します」
麺を放置。火力はそのまま、通常より放置時間を20秒延長、それにより、ちょうどいい焦げ目を付けることができ、レンジでも瓦での2度焼きと同じ食感を出すことに成功。
すると、全国から注文が殺到しますが…。
最高金賞は他に新鮮なタイの刺し身をマイナス40度で急速冷凍し鮮度を維持した「宇和島鯛めし」。パティシエ歴24年の集大成、新潟クリームチーズケーキが受賞しました。
グランプリはあきたと鶏めし
そして、今年のご当地冷凍食品大賞のグランプリNo.1に輝いた「あきたと鶏めし」。作ったのは、明治創業の鶏めしの老舗・花善です。
80年ほど前に駅弁として販売開始。大館駅を訪れる人から人気が広がり全国駅弁人気No.1に。なんとフランスに出店するなど人気は拡大中です。
「とてもうれしいです。大好きな日本の文化に近づけた気がします」
そんな世界も注目する伝統の味を守るべく、毎朝生肉を煮込み、そのだし汁などを加えて炊き込むのは80年間変わっていません。
秋田で愛され続ける日本一の駅弁、鶏めしの味は…。
「甘じょっぱいしょうゆと鶏肉の安心感。安心するんですよね、お味が」
実は、この鶏めし弁当にはある秘密が…。こちら大館駅で売られている駅弁ですが、今回の違い分かりますか?
「秋田をどんどん文化発信していきたい気持ちになって」
全国の人に秋田の味を知ってほしいと郷土料理きりたんぽ、いぶりがっこなどの漬物、ネバネバな海藻ギバサを練り込んだコロッケなど、オールスターが勢ぞろい。中でも、最もこだわった激レアな郷土料理があるんです。
番組はその料理を追跡し、秋田県大館市へ。
激レア郷土料理“かまぶく”
今でもその郷土料理を作り販売し続けているのは、市内でもこちらのお店だけだそう。地元農家のお母さんたちが郷土料理のお惣菜などを手作りし販売。料理教室も開き、秋田の味を伝えています。
「最優秀賞とったのは聞いたんですけど、そういうのも聞けば、私たちも続けて良かったなって」
その料理の原料は、地元大館産のジャガイモ。
砂糖、餅粉などを練り上げ、生地を作り、それにニンジンのすり身を混ぜたものを重ね、巻いていきます。
その後30分ほど蒸せば、魚を使った“かまぼこ”ではなく、山の幸で作った大館市の激レアな郷土料理、ハレの日の縁起物“かまぶく”が完成。そのレシピは花善に引き継がれました。
そんな“かまぶく”の味とは?
「ほくほくモチモチというか、ほんのり甘くて懐かしい味」
秋田の伝統の味を継承する「鶏めし弁当」はれてのグランプリに地元の人も。
「(かまぶくを)次の人に伝えていくにはどうしたら良いか考えていた時なので、全国の人が知ってくれるんじゃないかとすごく喜びました」
「すごくなじみがあるので、1位はうれしい」
「鶏めし、おめでとうございます」
(2026年3月12日放送分より)





























