経済

報道ステーション

2026年3月17日 01:45

引っ越し業者「なんで今…」“石油高騰”繁忙期を直撃 石油備蓄“放出”の効果は

引っ越し業者「なんで今…」“石油高騰”繁忙期を直撃 石油備蓄“放出”の効果は
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政府は16日、備蓄している石油の放出を始めました。ガソリンなど石油製品の価格を抑え込みたい考えですが、春を前に、今まさに繁忙期を迎えた業者は打撃を受けています。

輸入原油 今月から“大幅減”か

みるみるうちに上がったガソリン価格は16日、東京都内のガソリンスタンドで“185円”。

毎日車を利用する人
「先週は30円くらい安かったので、うわ!みたいな感じ。頭では分かってるけど、実際見るとこんなに驚くんだって」

この先の安定供給にも不安が広がっています。

木原稔官房長官
木原稔官房長官
「今月下旬以降、我が国への原油輸入は大幅に減少する見込み」
石油備蓄

政府は16日から、民間に義務付けた石油備蓄70日分のうち、15日分の放出を開始しました。

毎日車を利用する人
毎日車を利用する人
「とにかく1円でも2円でも安くなればいいんですけど」

今月下旬には、国家備蓄1カ月分を放出する方針です。現在、政府・民間合わせて、250日分ほどの石油備蓄があります。

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“石油高騰”繁忙期を直撃

イラン情勢の影響は、春からの新生活も直撃しています。全国で繁忙期に突入している引っ越し会社では…。

KIZUNA引越センター 遠藤充営業部長
KIZUNA引越センター 遠藤充営業部長
「毎年そうだが(3月)3週目の土曜日を境に、かなり件数が増えてくる」
KIZUNA引越センター

15台のトラックを持つ、KIZUNA引越センターでは、3月だけで2000件ほどの引っ越しを請け負います。新入生や新社会人からの依頼が多く、閑散期の7月に比べると2倍です。

KIZUNA引越センター 遠藤充営業部長
KIZUNA引越センター 遠藤充営業部長
「最初報道を見た時に『なんで今なのかな』と。直撃してしまったなと」

軽油が1リットルあたり30円上がると、一月にトラック1台で1万2000円ほど費用がかさみます。

KIZUNA引越センター 遠藤充営業部長
KIZUNA引越センター 遠藤充営業部長
「イラン情勢が長期化したら、年間200万円以上コストが変わる。そこはかなり心配している」

すでに見積もりが確定した人もいるため、今後3カ月は値上げをしない方針です。

KIZUNA引越センター 遠藤充営業部長
(Q.原油価格が上がると資材にも影響が)
「実際に、段ボールにはリアルタイムで値上げの交渉が来ています。引っ越し業界に限らずだと思うが、今まで通りの金額に落ち着かせてもらえればと切に願う」

軽油の消費が少ない近距離受注の強化や、配送ルートを工夫するなど、企業努力を続けるといいます。

石油備蓄の放出

生活へのしわ寄せを軽減するため、政府は16日に石油備蓄の放出を開始しました。19日には、元売り各社への補助金支給を開始します。ガソリンに加え、軽油・灯油なども対象です。レギュラーガソリンで店頭価格170円程度を目指しますが、反映には1〜2週間かかる見込みです。

消費者は、値下がりを心待ちにしています。

トラック運転手
トラック運転手
「やってもらうに越したことはないが、もっと早く、上がると分かっていたら早く対策を練ってほしかった。どれぐらい下がるか分からないが期待しています」
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