経済

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2026年4月23日 16:00

“静かな退職”20代の半数が実践!?昭和vs令和 働き方のギャップ どう解決?

“静かな退職”20代の半数が実践!?昭和vs令和 働き方のギャップ どう解決?
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4月に入社した会社を、早くも退職する新入社員が相次いでいます。
中には、初日で辞めた人もいます。

昭和と令和では、働き方が変わってきています。
世代間のギャップをどう解決すればいいのか、みていきます。

■初出勤4時間で退職代行 成長機会奪う?“ホワハラ”とは

新入社員がもう退職しています。

退職代行の依頼件数は、4月1日〜4月22日までで269件。
このうち新入社員からが57件

約21%が新入社員からの依頼です。

初出勤から4時間で退職を決意して、退職代行を依頼したAさんです。

4月1日、Aさんは午前7時半に出社。
研修を受けましたが、出社から4時間後の午前11時半に精神的につらくなり、退職代行を依頼
午後1時に、退職代行の担当者が会社に書類を提出すると、Aさんは職場に戻らず、そのまま退職しました。

Aさんの退職の理由です。

「『なぜ事前に勉強していないんだ』『マニュアルを渡しただろう』など、指導が初日から厳しかった」からだということです。

こうした状況もあって起きている“ホワイトハラスメント”についてです。

ホワイトハラスメントとは、上司や先輩が、部下や後輩に対して過剰に配慮することで、結果的に相手の成長機会を奪う行為です。

現在の職場で『ホワイトハラスメント』だと感じた経験について、中途入社1年以内の正社員に聞いたアンケートでは、「ホワイトハラスメントの経験がある」と答えた人が、13. 6%でした。

ホワイトハラスメントをされた側の意見です。

20代の男性
「(上司が)パワハラを意識しすぎて、自分の仕事を過剰にカバーしてくれ、成長機会が減ってしまった。もっと仕事を与えてほしかった
40代の女性
「お客様に説明する時、途中で先輩が話に割り込んできて、最後までやらせてもらえなかった

一方、ホワイトハラスメントをした側です。

30代の男性
『自分がやった方が早い』と思い、後輩の仕事を引き取ってしまった。後輩からは『もっと任せてほしい』『信用してほしい』と言われ、負担を減らしてあげるつもりが、結果的に経験の機会を奪っていた

ホワイトハラスメントについて、松岡アナが同世代の友人に話を聞いてきました。

『ホワイトハラスメント』は、なぜ起きるのでしょうか。その背景についてです。

「先輩が相手のためを思って指摘・注意をしてくれているのに、ただ『怒られた』という感情だけが残る子が多い。それがホワイトハラスメントにつながるのだと思う」
今は何でもハラスメントと言われて、強く言えない時代。だったら、『自分がやった方が早い』と考える先輩が多いのかも」

といった話が聞けました。

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■今と昔 働き方の違い 令和世代は“静かな退職” 理由は?

今と昔の働き方の違いです。

現在70代後半の『団塊の世代』は、仕事を引退した人も多いです。

しらけ世代』と呼ばれる、60代半ば〜70代前半の世代は定年退職前後。

新人類世代』と呼ばれる、50代後半〜60代前半の世代は、定年や再雇用期を迎えています。

50代半ば〜50代後半の『バブル世代』は、管理職や経営層になっている人もいます。
コメンテーターの玉川徹さんは、この世代です。

40代後半〜50代半ばの『氷河期世代』は、いまが働き盛りで、羽鳥アナは、この世代です。

20代前半〜40代半ばの『ゆとり世代』は、企業では中堅のポジションで、コメンテーターの結城東輝さんがこの世代です。

10代半ば〜30歳前後の『Z世代』は若手。
松岡アナがこの世代です。

それぞれの世代の、働き方のキーワードです。

『団塊の世代』は、“会社人間”

『しらけ世代』は、無気力・無関心・無責任の“三無主義”

『新人類世代』は、“使い捨てカイロ型”

『バブル世代』は、“長時間労働”

『氷河期世代』は、“非正規雇用”

『ゆとり世代』は、“ワーク・ライフ・バランス”

『Z世代』はは、“コスパ・タイパ重視”です。

ただし、その世代の全員がそう、というわけではありません。

『働く目的』も、この約30年で変化しました。

1997年の調査では、「お金を得るため」が最も多く34%、次に「生きがいを見つけるため」がほぼ同じで33. 1%でした。

2025年の調査では、「お金を得るため」が63. 5%と、大幅に増えています。
2位は「生きがいを見つけるため」ですが、13. 1%まで減っています。

シニア世代の働き方を聞きました。

77歳、元建材メーカーの営業の男性
「『新人は売り上げで貢献できないのだから、せめて花見の場所取りをしろ』と言われていた」
68歳の、元文具メーカーの事務職の女性
「『女性社員のお茶くみは当たり前。同じ課の20人分の湯呑みを覚えるのが最初の仕事』とお局様に教えられた」
69歳、元教材セールスの男性
「新人研修で、度胸づけに駅前で『見上げてごらん夜の星を』を歌わされた。恥ずかしくて消えてしまいたかった」
71歳、元ガラス製造業の男性
「会社の恒例行事で、昇給のため、“冬の八甲田山の行進”という研修があった」

こうした働き方を、若者世代はどう感じるのでしょうか?

20代女性
「こんなことがあったら、就活の頑張りなど無意味に感じてしまう」
20代男性
「ありえない。根性論や精神論に寄りすぎている印象で、仕事に直結するスキルは身につかないと思う。その行動に意味があるのかが大事」
20代の女性
「自分がやれと言われたら、秒で会社を辞める

そして、令和の働き方です。

20代の女性
「“パソコンで作業している感”を出しているが、実際は意味のない文字を打っては消してを繰り返している」
20代の男性
「面倒な仕事がありそうな時は、本来の業務とは違う給湯室の掃除やコピー用紙の補充などをして、なるべく離席している」
こうした令和の働き方に、40代の男性です。
「若い子たちを機械のように感じることがある。時間がくるとスイッチが切れ、仕事中も100%あるバッテリーの1%ほどしか使ってないように見える
70代の男性です。
「長い目で見れば、本人が損していることに後になって気付くだろう

令和のこうした働き方は、『静かな退職』と呼ばれています。

最低限の業務だけに携わる働き方です。

具体的には、
●指示された業務しかしない
●残業はせず、定時で帰る
●社内イベントは不参加
●昇進に関心なし
です。

最新の調査では、『静かな退職』を実践している20代は、50. 5%で、前の年から3. 8ポイント増えています。

『静かな退職』について、松岡アナが同世代の友人に話を聞いてきました。

どうして「静かな退職」をするのでしょうか。
その理由です。

「昇進に関心がない。給料はたいして変わらないのに、責任だけが多くなるなら割に合わない
「会社にずっといるつもりはない。辞める時に迷惑がかかるから、業務外の交流はなるべく避けたい。目指しているのは、社内昇進ではなく『社会の中での昇進』。だから転職してステップアップする

といった話が聞けました。

令和の働き方について、千葉商科大学の常見陽平教授です。
「社会構造・雇用システムの変化の影響が大きい。今までの日本は『賃金以上に働いてくれる人』を前提に回っていたが、人口減少社会では、その前提はもう成り立たない。若者がサボっているわけではなく、根底に、社会や会社への諦め、頑張ってもリターンが見えない現実がある
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■昭和と令和 価値観にギャップ「短い会話の積み重ね」がカギ

世代間ギャップ、昭和的価値観と令和的価値観のギャップです。

1つ目
昭和は『気合と根性で乗り切る』
令和は『無理せず、効率と健康を重視』

2つ目
昭和は『上司の命令は絶対
令和は『対話と納得が重視される』

3つ目
昭和は『新人が率先して働け』
令和は『年次に関係なく助け合う風土』

上司が部下に忖度した経験、91. 4%があると答えています。

「部下のほうがものを言いやすい時代に変わった」
「叱りたくても叱れない。指導したくてもパワハラと言われ怖い」

ということです。

実際あったケースです。

アパレル関係で庶務をしている、50代の女性です。
入社2年目の社員に、
なるはやで書類30部コピーして」
と言ったのに、そのまま帰宅してしまいました。
翌日、文句を言ったら、
”なるはや”と言うから、そんなに急ぎじゃないと思った。それなら大至急とか何時までとか言ってください」
逆切れされました

以後、二人の関係はギクシャクしているそうです。

千葉商科大学の常見教授のアドバイスは、
「怒る前に『一緒に考える』」です。

一方で、上司に叱られることについて、「叱られたい」と思う20代も約24%存在しています。

「自分の成長につながるから」「客観的な評価が欲しい」という理由です。

では、若い世代とどう接すればいいのでしょうか。

大事なのは『短い会話の積み重ね』です。
1カ月に1度、1時間の1対1の面談より、1日2、3分毎日話したほうが、効果が高いです。

常見教授です。
「会社や上司は『若者と本音で話して、退職を防ぐ』と考えがちだが、若い世代は『本音で語り合うこと』がすでに『ウザい』と感じている」

そして、常見教授によると、距離を縮めるためには、
●雑談より『仕事の話
●若者を矯正しない
●『分かり合おう』としすぎない
●優しさより『成長感
が必要で、
「距離を縮める近道は、無理に近づくことではなく、仕事を通じた信頼。結局、いちばん大事なのは、仕事が面白いと思ってもらえるかどうか」だということです。

(「羽鳥慎一モーニングショー」2026年4月23日放送分より)

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