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2026年6月4日 16:00

進化する冷凍食品 消費量は過去最多 ワンプレートや冷たい麺も 未来の“冷食”とは

進化する冷凍食品 消費量は過去最多 ワンプレートや冷たい麺も 未来の“冷食”とは
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冷凍食品の年間消費量と年間消費額が、どちらも過去最高を更新しました。

いまでは、一度に主食とおかずが温められるワンプレートの商品や、レンジで冷たく調理する麺まで登場しています。

進化する冷凍食品について、見ていきます。

■冷凍食品 好調のワケはコスパ&タイパ おいしさ向上も

冷凍食品の年間消費量です。

2025年は、過去最多302万9325万トン
1968年の調査開始以来、初めて300万トンを超えました

年間消費額は、前の年に比べて4%増え、1兆3613億円
こちらも過去最高です。

1年前と比べて利用頻度が増えた冷凍食品です。

1位は男女とも『ギョウザ』。
2位は男性が『ピラフ・チャーハン』。女性が『冷凍野菜』。
3位は『パスタ』。
4位は『うどん・そば・ラーメン』。
5位は『からあげ』でした。

どんなときに冷凍食品を食べているのでしょうか。

冷凍食品の購入目的です。
男女とも『自宅で食べる夕食』、あるいは『昼食』という答えが最も多く、次に『お弁当用』と続きます。
他に、男性は『自宅で食べる朝食』『料理に使う素材』、女性は『料理に使う素材』『間食・夜食』という目的で購入しているということです。

松岡アナも冷凍食品を食べています。
例えば、会社から帰宅後のお昼ごはんには、冷凍の『汁なし担々麺』や『チャーハン』。   
夜ごはんには、『冷凍オクラを使ったネバネバサラダ』や『冷凍枝豆を使ったひじきの煮物』なども作っています。

冷凍商品が好調な理由、1つ目です。

利用頻度がなぜ増えたか、というアンケートで「おいしいと思う商品が増えたから」というのが、男性の理由の3位、女性は2位でした。

冷凍食品ジャーナリストの山本純子さんです。
「冷凍技術も上がっているが、おいしさ向上の一番の要因はメーカーの開発力と、調理加工技術の進化

例えば、冷凍チャーハンの場合。

山本さんによると、
“レンチン”したとき、100%の仕上がりになるよう設計している。卵は最初、チャーシューは途中から炒め、最後に凍ったネギを乗せるなど、加熱の順番やタイミングを細かく研究。名店の料理長に1カ月密着し、作り方を数値化したメーカーもある」ということです。

冷凍食品が好調な理由、2つ目は、『コストパフォーマンス』です。

スーパーで売っている総菜の餃子は6個で税込み300円。
1個あたり50円です。
冷凍餃子は30個入りで税込み479円。
1個あたり16円です。
冷凍食品の方が圧倒的に安くなっています。

山本さんです。
「総菜は人件費がかかる一方、冷凍の人気商品は専用の工場ラインで効率よく製造でき、賞味期限が長くロスが少ないので価格を抑えられる」

冷凍食品が好調な理由、3つ目は、『時短効果』です。

食事をイチから用意する場合と比べ、男性は1食あたり平均18.1分短縮されます。
1カ月あたりに換算すると、平均10時間の時短です。
女性は1食あたり20.4分の短縮。
1カ月あたりでは12.1時間の時短です。

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■おかずもご飯も同時にチン『ワンプレート冷食』が人気

最新の冷凍食品事情です。

冷凍食品ジャーナリストの山本さんによると、冷凍食品の最新のトレンドは、
主食とおかずを一度に温められる『ワンプレート冷食』がすごい勢いで伸びている」ということです。

ワンプレート冷食の販売金額は、2017年は11億円でしたが、2025年は158億円に。
調査開始から9年で、14倍の市場規模になりました。

『ワンプレート冷食』の“先駆け”となったのが、2015年から販売されている、ニップンの『よくばり』シリーズです。
例えば、『よくばり御膳 五目ご飯と鶏と野菜の黒酢あん』は、五目ご飯と、黒酢あんをからめたおかずのワンプレートで、価格は520円です。
電子レンジで、500ワットなら、6分から6分20秒。
600ワットなら、5分20秒から5分40秒です。

『ワンプレート冷食』の開発のきっかけです。

2014年当時の人気は『大盛りパスタ』でした。

このとき、消費者からは、
1つでは満足できないので2個食べている」
「追加でおかずを用意している」という声が。
そこで、商品開発の関係者は、
2つ目を温めているうちに1つ目が冷めてしまうし、量だけでなく多くのおかずを食べたいニーズもあるのでは」と思い立ち、開発がスタートしました。

開発にあたってのハードルです。

加熱ムラが出たり、半解凍の部分があったりすることが多く、一度の加熱で主食とすべてのおかずを一番おいしい状態にしなければならず、苦労しました。

ニップンの広報担当者は、
「解凍しにくい食材が温まる頃には、解凍しやすい食材は乾燥・過加熱で硬くしまった」といいます。

その後、試行錯誤の結果、主食のご飯はおかずより短時間で温まり、解凍後、乾燥しやすいことを踏まえ、お米を炊く際の加水量を調整
さらに、具材やソースをのせて、解凍時間を調整しました。

おかずは温まりやすい外側に、より熱を加えることでおいしくなる鶏肉などや、熱が多く加わっても品質に影響が少ないポテトなどを配置しました。

ニップンの広報担当者です。
「解凍しやすさを加味し、食材の大きさも、ミリ・グラム単位で調整している」ということです。
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■驚きの進化“冷やし麺”レンジでチン!なのに『ひんやり』

最新の冷凍食品、2品目です。

どんな商品かというと、ニチレイフーズの『レンジで冷たい麺シリーズ』です。
盛岡風冷麺や、冷やし豚しゃぶうどん、冷やし中華があります。
各1食がトレーに入っていて、価格は350円前後です。
電子レンジで、500ワットなら、3分。
600ワットなら、2分40秒です。

なぜレンジでチンするのに冷たいのでしょうか。

氷は、電子レンジのマイクロ波の影響を受けにくい特性があり、これを利用することで、麺は温かくなりますが、氷は溶けずに残っている状態になります。

そこへ水を入れ、氷と一緒に混ぜることで冷たい麺になります。

開発について、ニチレイフーズの開発担当者です。
「消費者からは『ゆでてから冷やす工程が面倒』、『夏場のキッチンが暑い』という声がよく聞かれた。そこで“火を使わずレンジだけで完結する冷たい麺”を作れないかと開発がスタートした」ということです。

工夫したポイントです。

冷たい麺は“中途半端な温度”だと、おいしさが損なわれると考え、しっかり冷やし切ることを重視
氷の『サイズ・量・配置』の試行錯誤を繰り返し決定した、ということです。

冷凍食品ジャーナリストの山本さんです。
見た目の清涼感。氷が見えた瞬間に涼しさを感じる。温めた麺を冷ますときの氷のカラカラという音も気分を上げてくれる」
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■野菜や魚がコメに!?未来の“冷食”とは

冷凍食品の未来です。

大阪・関西万博で展示されていたのが、山形大学の古川英光研究室とニチレイフーズが共同開発した、肉や野菜などをパウダー化した、24種類の『冷凍パウダー』です。

どのように作るのかというと、様々な食材や調味料などをマイナス196℃の液体窒素を用い、凍結粉砕。
冷凍パウダーにします。

冷凍パウダーの主なメリットです。

1、規格外品、未利用食材の活用でフードロスを削減。
2、新しいおいしさや価値を生む形に再成形できる。

冷凍パウダーから、こんなものもできます。

『冷凍パウダー』と『米粉』を混ぜ、再びコメの形に成形することで、自然界にはないコメの製造も可能です。
例えば、野菜の冷凍パウダーと米粉を再成形して『サラダ米』に。
この『サラダ米』を使えば、サケを具にして、魚と野菜とコメを同時にとれるおにぎりにもなります。

山形大学の古川教授です。
「コメは少し栄養を補給すれば、しっかりタンパク質源にもなる。日本人の主食であり、食文化の中心にあるもので、足りない機能を補ったり、新しい味や価値が付加されたりと、新しい食文化の形成につながるのではないか」

さらに未来には、こんな冷凍食品も登場するかもしれません。

例えば、『本当のたい焼き』は、鯛のパウダーを小麦粉のようにして作る“たい焼き”で、中にはご飯も入れて、鯛めしの味わいにすることもできます。

そして、『大人のためのタコさんウインナー』。
タコパウダーを使ったゆでダコ味の“タコさんウインナー”です。
再成形なので本物よりかみ切りやすく、お年寄りも食べやすい、ということです。

(「羽鳥慎一モーニングショー」2026年6月4日放送分より)

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