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観光地といえば、見て楽しむ所が多いイメージがありますが、今、「聴いて感じる」新感覚の時代へと徐々に変わり始めています。
“当時を体験”新感覚スタイル
東京から車でおよそ1時間半。やってきたのは、神奈川県大磯町にある「旧吉田茂邸」です。内閣総理大臣を務めた吉田茂が晩年に暮らしていた邸宅で、2017年から資料館として一般公開されています。
ここで今月からある取り組みが始まっています。スマートフォンを手にイヤホンを付けて中に入ると…音楽が流れ、解説の導入のようなパートが流れました。
実際に流れる音声
案内
「ようこそ旧吉田茂邸へ。これからあなたは一人の政治家がみつめた戦後日本の時代へと足を踏み入れます」
案内
「ようこそ旧吉田茂邸へ。これからあなたは一人の政治家がみつめた戦後日本の時代へと足を踏み入れます」
GPSと連動することで、施設内のそれぞれの場所に関連した音声が流れます。※現在iOS版のみ
ここは、かつて多くの要人たちを迎えた応接間。すると…。
GHQ マッカーサー元帥
「Prime Minister Yoshida. Your country is asking for aid. These numbers don’t add up. (吉田総理、日本は援助を求めているが、あまりにも数字が間違っているようだ)」
「Prime Minister Yoshida. Your country is asking for aid. These numbers don’t add up. (吉田総理、日本は援助を求めているが、あまりにも数字が間違っているようだ)」
吉田茂元総理
「(マッチで火をつけ葉巻を吸う音)資料の数字が正確なわけがないだろう。もし統計が正確なら、日本は戦争にそもそも負けていなかっただろう」
※史実をもとにしたフィクションです
「(マッチで火をつけ葉巻を吸う音)資料の数字が正確なわけがないだろう。もし統計が正確なら、日本は戦争にそもそも負けていなかっただろう」
※史実をもとにしたフィクションです
佐々木若葉アナウンサー
「こちらで実際に繰り広げられていたであろう会話が流れてきたことで、すごく臨場感がありますね」
「こちらで実際に繰り広げられていたであろう会話が流れてきたことで、すごく臨場感がありますね」
建物がもつ歴史的な背景や見どころ、さらには、吉田茂の生涯を脚本にすることで、その場にいるように“当時”を体験できるようにしました。
佐々木アナ
「これまで何かを見ることだったり、教科書で読むことはあったんですけれども、耳から歴史が入ってくるというのは初めてで、没入感がありますね」
「これまで何かを見ることだったり、教科書で読むことはあったんですけれども、耳から歴史が入ってくるというのは初めてで、没入感がありますね」
大磯町郷土資料館の北水慶一館長はこう話します。
「(来館の)“きっかけづくり”になるかなと思っていて、カチッとした歴史の話だとすごく難しくてなかなか頭に入っていかないという人でも、ドラマを見ているようなイメージの中で話が進行するので、すごく分かりやすいと思います」
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「コストなしでも体験化」
これを仕掛けたのは、ホテルや店舗の“ブランディング”を手がけるベンチャー企業です。
「旧吉田茂邸」以外にも、箱根の「杉並木」や、奈良の「原生林」などで導入しています。
BuddyCompass 高石大地CEO
「ストーリーをコストなしでも体験化することができないかと、“音”をテーマに活用してつくらせていただいた。実際、次世代がいなくて、せっかくためてきたストーリーとか歴史を継承できるのかはすごく課題になっている」
「ストーリーをコストなしでも体験化することができないかと、“音”をテーマに活用してつくらせていただいた。実際、次世代がいなくて、せっかくためてきたストーリーとか歴史を継承できるのかはすごく課題になっている」
コロナ禍以降、国内の旅行客は大きく増加していますが、観光地では、高齢化などでガイドも不足しています。このサービスなら、人手を使わずに今ある施設を生かして、「見て終わり」だった観光地を、「聴いて旅する」場所に生まれ変わらせることができます。
「特に地方やお金が集まりづらい所はそういった課題があるので、日本中をテーマパークに変えられるようなことを目指しています」
(2026年7月25日放送分より)
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