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新米が古米より安い異例の逆転現象が起きているなか、農家の間では「高知をみればコメの価格が分かる」とも言われているそうなのですが、なぜ高知なのでしょうか。
去年比1000円安も
コメを補充する手が止まりません。番組が取材したのは、高知県南国市にあるスーパーです。
ナンコクスーパー食品バイヤー
山地勝弘さん
「(Q.去年のこの時期は?)4000円前後で販売していた」
山地勝弘さん
「(Q.去年のこの時期は?)4000円前後で販売していた」
高知県産の新米のコシヒカリは、去年と比べて1000円近く安くなっていました。
「お客さんからしても、だいぶ買いやすくなった。去年買い控えした人がいる。今年はこの値段だから、買ってみようかなという感じで」
5キロあたりの最新コメ価格は3191円、前年の同時期と比べると613円安くなっています。
客(70代)
「去年からしたらだいぶ下がった」
「(Q.1000円ぐらい?)これぐらいだったら買いやすい」
「去年からしたらだいぶ下がった」
「(Q.1000円ぐらい?)これぐらいだったら買いやすい」
実はこの高知のコメ価格が、全国に影響を与えているといいます。
コメの流通に詳しい
流通経済研究所 折笠俊輔主席研究員
「最初に出していく早場米を含め、金額を出していくことで、ある程度、相場形成に影響していると思う。高知の金額は、今後の新米の値付けをしていく、相場を見る人たちの一つの参考データに」
流通経済研究所 折笠俊輔主席研究員
「最初に出していく早場米を含め、金額を出していくことで、ある程度、相場形成に影響していると思う。高知の金額は、今後の新米の値付けをしていく、相場を見る人たちの一つの参考データに」
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“高知ショック”とは
早場米の産地として知られる高知県。影響はここにも。
新潟県のコメ農家
花水農産 宮内賢一会長
「あれが本当に高知ショック」
「(仮渡し金が)我々が期待したところまでいかないから、非常にがっかり。完全に高知などの早場米が響いてきた」
花水農産 宮内賢一会長
「あれが本当に高知ショック」
「(仮渡し金が)我々が期待したところまでいかないから、非常にがっかり。完全に高知などの早場米が響いてきた」
各地の農家がJAなどにコメを出荷・販売委託した際に支払われる仮渡し金への影響が出ると語るのは、新潟県で今年も420トン以上のコシヒカリの出荷を予定している宮内さんです。
「(新潟県の仮渡し金が)実は我々はもう少し高い価格だと思っていた。内々に農協さんは3月〜4月あたりには、“そこそこの値段を出そう”という話だったが、“他の産地を見てからじゃないとダメだ”と話をひっこめた。その時は結構高い値段が出ていた。高知県でも(仮渡し金が)早めに出たものですから、これ以上(金額を)出せないと思って、そうなったのではないか」
高知県で発表された仮渡し金の金額を受け、他でもそれに近い額が提示されているといいます。
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農家困惑「離農が増える」
その高知県のコメ農家を取材すると。
コメ農家 土佐武市農場
武市竜人さん
「今、袋詰めしているのは、きのう(20日)収穫したコメです。これは『ミルキークイーン』という品種ですね」
武市竜人さん
「今、袋詰めしているのは、きのう(20日)収穫したコメです。これは『ミルキークイーン』という品種ですね」
この地でコメを育てる武市竜人さん。倉庫には、収穫されたばかりの新米がぎっしりと詰まった袋がずらっと並びます。
新米の収穫が一段落したという今、気になるのが。
「(Q.仮渡し金についての率直な受け止め)皆さんもうちもそうだが、それはもうショック。去年から40%近く下がっていて、生産していくにあたって難しい状況」
去年の高知県産コシヒカリの仮渡し金は2万2000円、それが今年は1万4000円と約4割下がっています。
これが意味することとは…。
「『農家の時給はないに等しい』みたいに言われるが、今は時給が出るどころかマイナスになっている状況。今年だけで離農する人がとても増えるのでは」
コストはかかるものの、すべてがコメの生産のために欠かせないため、武市さんは今の体制で続けていくといいます。
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仮渡し金 専門家は
折笠主席研究員
「国のほうで発表されたコスト指標、生産コストが2万円くらいで発表されているところをみると、概算金(仮渡し金)として最初に提示された金額としては、(仮渡し金1万4000円は)低いかなという気がする」
「国のほうで発表されたコスト指標、生産コストが2万円くらいで発表されているところをみると、概算金(仮渡し金)として最初に提示された金額としては、(仮渡し金1万4000円は)低いかなという気がする」
先日発表された、コメどころ新潟県のコシヒカリの仮渡し金を見てみても、高知県と同程度となる前年比約4割減となっていました。
今年高知県で発表された仮渡し金について、専門家は。
「農家さんにとってはショックなのは間違いない。消費者にとっては、5キロ2000円台でおいしい国産米が、もしかしたら新米が買えるかもしれない。(仮渡し金)1俵約2万円の相場が理想と個人的には思っている」
(2026年8月24日放送分より)
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